研究課題/領域番号 |
05671058
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
神谷 順一 (1994) 名古屋大学, 医学部, 講師 (70194975)
金井 道夫 (1993) 名古屋大学, 医学部, 助手 (50242871)
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研究分担者 |
宮地 正彦 名古屋大学, 医学部, 助手 (80242874)
梛野 正人 名古屋大学, 医学部, 助手 (20237564)
金井 道夫 名古屋大学, 医学部, 助手 (50242871)
近藤 哲 名古屋大学, 医学部, 講師 (30215454)
二村 雄次 名古屋大学, 医学部, 教授 (80126888)
神谷 順一 名古屋大学, 医学部, 講師 (70194975)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 胆汁鬱滞 / ミトコンドリア / 酸化的リン酸化 / 区域性胆汁鬱滞 / 胆管炎 / 胆管癌 / 外科学 / 分子生物学 / 胆汁うっ滞 / 区域性胆汁うっ滞 / 肝 / 肝不全 |
研究概要 |
1.区域性胆汁鬱滞時に非胆鬱滞領域の肝ミトコンドリア機能が障害されるメカニズムを解明した。 70%領域および90%領域の胆汁鬱滞モデルを作製し、胆汁鬱滞領域と非胆汁鬱滞の肝ミトコンドリア呼吸能、酸化的リン酸化系複合体の酵素活性、酵素量およびミトコンドリアDNAの変化を解析した。70%領域の胆汁鬱滞では、有意な変化は認められなかったが、90%領域の胆汁鬱滞のモデルでは、鬱滞領域だけでなく、非鬱滞領域の酸化的リン酸化能が傷害されていることが判明した。これまでに得られた知見と合わせると、非胆汁鬱滞領域に起こるミトコンドリア呼吸能の障害が、酵素量の減少による酸化的リン酸化系複合体酵素の活性低下によって引き起こされることが明らかになった。一方、ミトコンドリアDNAは、有意な変化を示さず酵素量の減少が起こったがメカニズムの解明は今後の課題である。 2.臨床例では、術前、術中の各因子を解析した結果、術前の区域性胆管炎が、胆道癌に対する肝切除後の経過を左右する重大な危険因子であること、区域性胆管炎の治療には、胆汁を選択的にドレナージする以外無効であることが明らかとなった。現在、手術時に得られる肝組織をもとに分子生物学的、生化学的分析を行っている。 3.総胆管結紮による閉塞性黄疸、および胆管内にE.Coli2x10^5を注入して肝全域の胆管炎モデルを作製し肝細胞を解析した。閉塞性黄疸下では、肝ミトコンドリアの酸化的リン酸化が障害されるが、胆管炎が加わるとさらにリン酸化能が障害されること、胆汁鬱滞を解除した場合、閉塞性黄疸単独に比べ胆管炎を合併している場合には、酸化的リン酸化能の回復が有意に遅れることが判明した。現在、この知見をもとに区域性胆管炎による肝ミトコンドリアの変化を検討している。
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