研究課題/領域番号 |
05671077
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
平田 公一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50136959)
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研究分担者 |
桂巻 正 札幌医科大学, 医学部, 助手 (50253993)
向谷 充宏 札幌医科大学, 医学部, 助手 (00253998)
木村 弘通 (木村 弘道) 札幌医科大学, 医学部, 助手 (20186331)
伝野 隆一 札幌医科大学, 医学部, 講師 (40163943)
小林 謙二 札幌医科大学, 医学部, 講師 (30153604)
八木橋 厚仁 札幌医科大学, 医学部, 助手
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 胆汁うっ滞 / エンドトキシン / マクロファージ / サイトカイン / Kupffer細胞 / 肝細胞 |
研究概要 |
エンドトキシンとKupffer細胞あるいは好中球との反応産物に、胆汁分泌および毛細胆管周辺の機能に影響を与える因子が存在することを確認した。その作用としては、胆汁流量・胆汁酸排泄量の減少および軽度の肝実質細胞障害(ライソソーム酸素上昇、ミトコンドリア局在酸素逸脱、そして毛細胆管形態異常を誘導すること)を確認した。このような作用のある分画を用い単クローン抗体の作製を試み数種類の抗体を得るに及んだが、上記反応産物中の毛細胆管への作用を著名に抑制しうる抗体については得られなかった。さらにその詳細の未知な抗体を用いて、既知のサイトカイン(IL-1〜IL-6,IL-8,IL-10,TNF,PAF)との関係も検討したが、これらに対する抗体ではないことも確認した。しかし、唯一一種類の抗体でのみ肝実質細胞に対する細胞障害性を若干抑制しうる結果を得たが、その意義については現在その詳細を検討中である。今回はその中でこの抗体を中心としてin vivoの実験系を用いて詳細な検討を加えた。さらにin vitro系にて既知のサイトカイン抗体を用いて肝細胞へのcytotoxicity,modulation効果を検討した。in vitroの系では既知の抗体を用いて興味ある効果が得られたことからin vivoの実験では既知の抗体を用いての有用性を検討した。これらの抗体(抗TNF抗体、抗IL-1抗体)について肝細胞障害性効果を有するfractionの門脈内投与にあたり前投与(n=3)および後投与(n=3)を試みたところ、前者においては胆汁分泌量と胆汁酸組成が対照群に近似値を示し、毛細胆管形態に全く異常を生じなかったのに対し、後者においてはそれが極く軽微な影響として得られたものの対照群のそれと有意差はなかった。なお後者における胆汁中胆汁酸組成、毛細胆管形態については、一定の結果を得られず、後投与の効果については明言できぬような固体差を認めるデータとなった。in vitro系における抗体投与効果はin vivoにおけるそれより明瞭なもので、肝実質細胞リソソーム酵素活性化、糸粒体ATPase活性低下については、抗体非使用群に比し明らかに抑制し得た。 抗原・抗体の特性をより明確にする必要性があることが本研究で残された課題である。
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