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悪性脳腫瘍の浸潤の評価とその克服に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671148
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関帝京大学

研究代表者

長島 正  帝京大学, 医学部, 助教授 (70217991)

研究分担者 田中 聡  帝京大学, 医学部, 助手 (40179750)
浅井 昭雄  国立癌センター研究所, 生物物理部, 研究員 (50231858)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードグリオーマ細胞 / N-カドヘリン / 細胞接着 / C-Src
研究概要

ラットグリオーマ細胞株C_6,9L,RG12を用いたN-カドヘリンm-RNAの発現とaggregation assayとの相関をみた予備実験より、グリオーマ細胞におけるN-カドヘリンm-RNAの発現と細胞接着とはおおむね相関を認めたが、細胞株によっては、N-カドヘリンの発現はあるものの接着能の低いもののあることが分った。このため、研究の実施計画を一部変更して、発現しているN-カドヘリンの機能と細胞接着能の相関を調べた。
すなわち、各細胞株C_6,9L,RG12におけるN-カドヘリンの細胞内ドメインとアクチン複合体のリン酸化に関与するC-Src m-RNAの発現をみた。それによると細胞接着能の高いRG12においてC-Src m-RNAの発現がみられたのに対し、接着能の低いC_6,9LではC-Src m-RNAの発現はほとんど認めることが出来なかった。次いでC-S rcm-RNAの発現のみられたRG12に対して、C-Src蛋白阻害に働くハーブマイシンを作用させてリン酸化を抑制し、細胞接着能の変化をみた。その結果、リン酸化抑制の程度に応じて細胞接着能は低下した。
以上より、グリオーマ細胞において発現しているN-カドヘリンの機能は、C-Srcによるリン酸化によって制御されている可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 長島正: "悪性グリオーマの浸潤能(I)-グリオーマにおけるN-カドヘリンm-RNAの発現について" 神経免疫研究5. 5. 198-201 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 田中聡: "頭蓋底原発悪性リンパ腫の1例" 脳神経外科. 22. 73-78 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 長島正: "Annual Review神経1993" 中外医学社(後藤文男他編集), 414 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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