研究課題/領域番号 |
05671172
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
濱田 潤一郎 (1994-1995) 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (40253752)
河内 正人 (1993) 熊本大学, 医学部, 講師 (70178218)
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研究分担者 |
西 徹 熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (00264309)
永廣 信治 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (60145315)
後藤 恵 熊本大学, 医学部・附属病院, 講師 (50240916)
倉津 純一 熊本大学, 医学部, 助教授 (20145296)
生塩 之敬 熊本大学, 医学部, 教授 (20028583)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 悪性グリオーマ / 髄腔内播種 / 髄腔内化学療法 / ニトロソウレア / リボソーム / 悪性脳腫瘍 / BCNU / リポソーム / グリオーマ / 髄液腔内潅流療法 / 神経膠腫(グリオーマ) / 髄腔内潅流化学療法 / ACNU |
研究概要 |
1.MCNU脳室-腰椎くも膜下腔灌流における神経毒性および薬物動態 2頭の雑種成犬を用いて、水溶性ニトロソウレア剤のMCNU(logP=-0.71)1mgを人工髄液10mlに溶解して脳室-腰椎くも膜下腔灌流を1週間に1回、10週連続行い、神経症状の有無、病理組織学的変化および髄液腔内薬物動態を観察した。灌流後に明らかな神経症状はみられなかった。病理組織学的変化は脳室上衣の脱落、上衣下の海綿状変化およびグリオーシスがみられた。髄液中濃度曲線下面積は平均1152μg×min/ml、半減期は平均41.1分でこれらはいずれもACNUのそれに比べて有意に大きかった。これらの所見は、いくらかの組織学的変化はあるにせよMCNU脳室-腰椎くも膜下腔灌流が悪性グリオーマの髄腔内播種に対して有効である可能性を示唆した。 2.hybrid-liposome包埋BCNU髄腔内投与によるグリオーマ髄腔内播種の治療 1)ラットグリオーマ髄腔内播種モデルにおけるhybrid-liposome包埋BCNU(lipo-BCNU)髄腔内投与の抗腫瘍効果;ラット大槽内にラットグリオーマ細胞C6を1×106または5×106個を移植し、2日後にlipo-BCNU2.5mg/bodyを大槽内に投与し、その抗腫瘍効果を生存日数により判定した。6回の実験中3回において有意な生存日数の延長がみられた。 2)lipo-BCNU髄腔内投与後の薬物動態;2頭の雑種成犬の大槽内にそれぞれlipo-BCNU 1mg/1mlまたは5% dextroseに溶解したBCNU 1mg/1mlを投与し、経時的に大槽内髄液を採取し、髄液中BCNU濃度を高速液体クロマトグラフィーにて測定した。髄液中半減期はlipo-BCNU 12.1分、5%dextrose溶解BCNU 4.2分でlipo-BCNUの方がhybrid-liposome包埋による薬剤の徐放効果のために薬物動態上有利であることが判明した。
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