研究課題/領域番号 |
05671231
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
嶋津 秀昭 杏林大学, 保健学部, 教授 (60154275)
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研究分担者 |
小林 博子 杏林大学, 保健学部, 講師 (40240999)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | CPM装置 / リハビリテーション / 膝関節 / 治療動作学習機能 / 治療効果の客観的判定 / コンピューターによる自動制御 / コンピユータによる自動制御 |
研究概要 |
CPM(Continuous Passive Motion)装置は、関節機能回復のための治療法における有効な手段として膝などの屈伸運動を連続的に繰り返す機器で、臨床的有効性の高いことが多数報告されている。本研究では、新しい膝関節リハビリテーション用CPM装置として医師等の動作を教示し、これを正確に再現でき、患者の回復状態により負荷の制御等が可能なシステムの提案を行い、その可能性について示した。初年度試作機により問題提起された駆動部の音の軽減や教示作業時におけるアーム動作の円滑化を行うことを主目的として、新たにCPM装置の設計・試作を行った。駆動機構を大腿部アームの基部をDCモータで直接駆動させる機構へと変更し、さらにアームの長さ調節の方法を容易にした。また、膝部にかかる負荷を定量化するための荷重測定器を下腿の上下両側に取り付け、その差分値を測定することにより、純粋に膝のみにかかる荷重を判断できるようにした。次にCPM装置の動作に関しては、取り込みデータに対するCPM動作による再現性について、数名の被験者により測定した結果、装置が取り込みデータに従って正確に追従制御されていることが示された。さらに装置のデザイン面の変更やパッド等の取り付けによる脚への装着感の向上に対しても考慮を払い、実用機として臨床可能な装置の開発を目指した。ローラの慣性の影響等若干の問題点を残したが、従来機と比較してさらに実用性の高い臨床応用可能なCPM装置の試作が行えたと考える。
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