研究課題/領域番号 |
05671232
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
坂巻 豊教 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00118952)
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研究分担者 |
本間 隆之 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50199585)
下村 哲史 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50196565)
千葉 和宏 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (10197618)
柳本 繁 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (60166551)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | セメント非使用人工股関節 / ストレインゲージ / 生力学的解析 / 人工股関節 / 生体力学 / 表面ひずみ |
研究概要 |
セメントレス・ストレイト・テイパ-ドステムの最良の形を検討するために実験を行った。基礎実験により、本実験に適した合成大腿骨モデルの決定、荷重付加装置の設定、ひずみゲージを用いたひずみ測定装置の設定を行い、実験系を確率した。実験用に作成したステムを大腿骨モデルに挿入して、骨頭に荷重を加えた際のモデル表面ひずみをひずみゲージを用いて測定した。そのひずみ値によってステムの固着性を評価した。 1.6種類の長さの異なったステムを用いてステムの至適長さを検討した。ステムが6cm以下では応力が大腿骨モデル近位部に集中しステムの固定は不安定となった。ステム長が18cmを超えると大腿骨モデル内に応力の不均一化が起こりステムは不安定となった。セメントレス・ストレイト・テイパ-ドステム(KKSシステム)においてはステム長15cmが至適と考えられた。 2.髄腔内支持部を近位部、遠位部、全域とした3種類の形状の異なったステムを用いて、ステムの安定に必要な部分の検討を行った。遠位部支持のステムでは遠位部のひずみが大きくなりステムの固定は不安定であった。近位部支持と全域支持のステムでは相互に似たひずみ分布を示し、ステムの固定性に対し近位部支持が重要であった。 3.近位部外側陥凹型、平坦(標準)型、突出型の3種類の近位部外側形状の異なったステムを用いて、近位部外側の形態について検討した。陥凹型ステムでは大腿骨モデルへの荷重の伝達が不良であった。突出型ステムは、大腿骨モデル外側への力の伝達は良好であったが、内側近位部への力の伝達は不十分であった。大腿骨モデル内外側への荷重伝達のバランスは、平坦(標準)型ステムにおいてすぐれていた。
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