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帯状疱疹患者の免疫反応-抗ウイルス薬の抗体産生と急性期帯状疱痛の影響

研究課題

研究課題/領域番号 05671289
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関福岡大学

研究代表者

比嘉 和夫  福岡大学, 医学部・麻酔科, 助教授 (10078602)

研究分担者 佐藤 祐之  福岡大学, 医学部・麻酔科, 助手 (50196242)
真鍋 治彦  福岡大学, 医学部・麻酔科, 講師 (40165931)
檀 健二郎  福岡大学, 医学部・麻酔科, 教授 (40078788)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード帯状疱疹 / 急性期帯状疱疹痛 / 神経ブロック / ビタラビン / アシクロビル
研究概要

【方法】基礎疾患を有していない帯状疱疹患者にビダラビン600mg/日(n=29)あるいはアシクロビル500mg/日(n=31)を5日間静脈内に投与し,急性期帯状疱疹痛の治療には神経ブロックを併用して皮疹の治癒,水痘・帯状疱疹ウイルスに対する抗体価ならびに急性期帯状疱疹痛に対する治療期間を重症度別に比較した。
【結果】皮疹の重症度はビダラビン群ならびにアシクロビル群で軽症は7例と6例,中等症は15例と17例,重症は7例と8例であった。年齢,初診までの期間ならびに発症部位については両群に有意の違いはなかった。ビダラビンならびにアシクロビルを投与した群での皮疹の治癒は,重症例ほど治癒は有意に遷延していたが,個々の重症度についてみると有意の違いは認められなかった。水痘・帯状疱疹ウイルスに対する最高の抗体価は,皮疹が重篤な症例ほど有意に高い値を呈しており,重症度に高い相関を示していた。最高の抗体価は両群で有意の違いは認められなかった。急性期帯状疱疹痛に対する治療期間は皮疹が重篤な例ほど有意に長期間になっており,個々の重症度についてみるとビダラビン群とアシクロビル群で有意の違いはなく,部位別についても有意の違いは認められなかった。
【結論】基礎疾患を有していない患者における帯状疱疹患者に対しては,今回使用したビダラビンおよびアシクロビルの投与量であれば,抗体産生,皮疹治癒までの期間ならびに急性期帯状疱疹痛に対する効果に明かな違いはなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Higa K: "Acute herpetic pain and postherpetic neuralgia" European Journal of pain. 14. 79-90 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 比嘉和夫: "帯状疱疹後神経痛" 臨床と研究. 70. 2401-2406 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 比嘉和夫: "帯状疱疹に対する星状神経節ブロック" 日本ペインクリニック学会誌. 印刷中.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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