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ヒト卵膜における細胞外マトリックス代謝研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671358
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

副田 善勝  富山医科薬科大学, 医学部・産科婦人科, 助手 (40216578)

研究分担者 泉 陸一  富山医科薬科大学, 医学部・産科婦人科, 教授 (30010177)
新居 隆  富山医科薬科大学, 医学部・産科婦人科, 講師 (90111492)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードTIMP / MMP_S / 前期破水 / 卵膜 / サイトカイン / MMP_s / MMPs
研究概要

1.MMPSのインヒビターであるTIMPの測定において、妊婦血清TIMP動態を明らかにした。次に、羊水中TIMP濃度が母・児の血清中TIMP濃度に比し、著しく高い値を示し、また卵膜中にも比較的高い濃度のTIMPが存在することを明らかにした。また、このTIMPが卵膜を構成する組織のうち、羊膜上皮細胞と羊膜線維芽細胞、絨毛膜細胞、脱落膜の一部に局在することを証明した。
2.MMP-1の測定において、その妊婦血清中の変化は、妊婦末期にその濃度の上昇を認めた。また、頚管熟化の開始にともなって上昇する傾向が認められた。また、羊水中濃度の検討ではTIMPと異なり、血清中濃度とほとんど同じ濃度を示した。免疫組織化学による検討では、ヒト卵膜においてTIMPが染色された細胞にMMP-1の局在が認められた。また、好中球の浸潤部位周囲に高濃度に染色された。
3.ヒト羊膜および絨毛膜細胞の培養を行い、各種サイトカイン(IL-1,IL-2,IL-6,TNFα)を添加し、MMP-1およびそのインヒビター(TIMP)の動態を検討した。結果、絨毛膜細胞においてIL-1、IL-2、IL-6、の添加によりMMP-1およびTIMPの産生量が増加したが、TNFαにおいてはMMP-1は濃度依存性に増加するが、TIMP産生量は変化しなかった。羊膜細胞においてはサイトカイン(IL-1,IL-2,IL-6,TNFα)の添加により、TIMP産生量の増加を認めたが、MMP-1の産生を検出しえなかった。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshikatsu SOEDA: "A Study on Tissue Inhibitor of Metalloproteinases (TIMP) during Pregnancy and at Delivery" ACTA OBST GYNAEC JPN. Vol.45, No.4. 340-346 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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