研究課題/領域番号 |
05671366
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
廣田 憲二 大阪大学, 医学部, 講師 (00189888)
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研究分担者 |
倉智 博久 (倉地 博久) 大阪大学, 医学部, 助手 (40153366)
小池 浩司 大阪大学, 医学部, 助手 (70225340)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | インターロイキン6 / 濾胞星状細胞 / 下垂体細胞 / PACAP / VIP / タイロシンキナーゼ / 下垂体 / IL-6 / 下垂体濾胞状細胞 |
研究概要 |
近年免疫系と神経内分泌との関連が注目されている。我々は此れ迄の下垂体濾胞星状細胞cell line(G/F cell)を用いた一連の実験にてPACAP(pituitary adenylate cyclase activating polypeptide)やVIP(vasoactive intestinal peptide)はG/FcellからのIL-6の分泌を促進することを見いだした。さらに下垂体細胞のcell line(MtT/Ecell)を用いてIL-6の下垂体細胞の増殖に及ぼす影響を検討した結果、IL-6の投与は、時間依存的、濃度依存的にMtT/E細胞の増殖を刺激する成績が得られた。そこで今年度はG/FcellとGH3細胞の共培養を用い、下垂体濾胞星状細胞がプロラクチンの基礎分泌に及ぼす影響並びにMtT/Ecellを用いてIL-6の細胞増殖刺激に於ける細胞内情報伝達機構を検討した。その結果G/FcellとGH3細胞の共培養でプロラクチンの基礎分泌が亢進すること、またIL-6の細胞増殖刺激の胞内情報伝達機構としてTyrosine kinase系が関与している事も明らかとなった。本年度の研究成績はIL-6産生細胞としての下垂体濾胞星状細胞の生理的意義を検討する上で有用な一連の情報である。
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