• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

細径内視鏡による中耳腔内病態の観察

研究課題

研究課題/領域番号 05671418
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関新潟大学

研究代表者

中野 雄一  新潟大学, 医学部, 教授 (80018316)

研究分担者 高橋 姿  新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (10154824)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード細径内視鏡 / 中耳腔 / 耳小骨
研究概要

従来の双眼顕微鏡や鼓膜ファイバーでは詳細な観察が不可能であった中耳腔内を、汎用細径内視鏡FVS-3000のミニスコープ(外径0.75mm)により観察した。対象は各種の中耳炎症性疾患、中耳耳小骨奇形、耳硬化症などである。観察経路は鼓膜穿孔部、鼓膜切開部、あるいは経耳管とした。
本研究の目的は非侵襲的な鼓室内の術前観察により、中耳疾患の病態解明の一助とすること、手術適応がある疾患では術式選択の資料とすることである。さらに、術後経過の観察に用いた。
鼓膜穿孔のある症例、既手術耳で乳突腔が外耳洞に開放されている症例では経外耳道的に観察を行った。耳小骨の保存状態、粘膜病変、開放乳突腔では深部残存蜂巣が観察できることがわかった。ただし、中耳腔内や外耳道の分泌物がミニスコープ先端に付着すると、たとえ微量でも観察不能となった。また、ミニスコープ先端に可動性がないため、依然、観察不能な部位もあった。
鼓膜穿孔のない中耳奇形や耳硬化症では前鼻孔から鼻腔、さらに耳管を経由で鼓室内にミニスコープを挿入して観察を行った。ここでも分泌物付着の問題が認められた。また、耳管形態に個体差があり、かつミニスコープの柔軟性にも限界があって、症例によってはミニスコープを中耳腔内に挿入できないこともあった。
購入した機種の画像解像力については、操作中のビデオモニターによる観察、理解は可能でも、写真や記録としての鮮明度には多少問題があり、今後の検討を要すると思われた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高橋 姿: "術後性乳突腔障害症例の検討" 耳鼻咽喉科臨床. 87. 317-323 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi