研究課題/領域番号 |
05671447
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
山本 昌彦 東邦大学, 医学部, 助教授 (40112916)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 視標移動刺激 / 重心動揺 / 体平衡 / 追随能力 / body tracking test / BTT / 視覚刺激 / 追随機能 / 平衡機能 / Body Tracking Test(BTT) |
研究概要 |
この研究は、動的体平衡機能を評価することである。そのために、重心動揺計とコンピュータを使い検査をするための装置を開発した。この検査装置は、コンピュータによって指示されたディスプレー上の動く視標にそって、体重心を動かしながら視標に沿って追随させるもので、Body Tracking Test(BTT)と名称した。本研究によって検査装置が完成された。システム構成:重心動揺計は、アニマ社製G5500重心動揺計。コンピュータはNEC社製PC-9801。重心動揺計からの入力はカノ-プス製A/Dコンバタ-によった。視標を表示させるためのディスプレー台は、畑電気製作会社の設計で作られた。ディスプレー台は、高さが自由に設定できるように設計され、被験者の目の高さにセットする。このために、成人から小児までの検査が可能である。検査方法:ディスプレー台は、動揺計の前に置き、被験者の目の高さにセットする。ディスプレーに標示される動く視標は、コンピュータのBTTプログラムによって制御される。被験者は、視標の動きに合わせて体重心を自身で移動させる。ディスプレーには視標とともに重心の動きも標示される。BTTは、多くの刺激プログラムを持つ。それは、左右方向移動刺激、前後方向移動刺激、円運動刺激(時計方向回転、反時計方向)、ランダム方向刺激である。解析方法:BTTを評価するために解析プログラムを作った。プログラムは、視標の移動距離と被験者の追随移動距離を演算し、視標と追随の移動距離の違いにより評価する。視標と追随のパターンについても評価を行った。条件設定:本検査を行うに必要な条件を決める検査条件を変えてのデータ収集解析をした。本研究によって、動的体平衡機能を検査評価するシステムを作ることが出来た。今後は、臨床的に、疾患の評価、リハビリテーションの評価などのデータを重ねその有用性について明らかにしたい。また、スポーツなどによる運動機能や能力についての評価も可能と思われるので今後、明らかにしてゆきたい。
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