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コルチ器支持細胞ギャップジャンクションのカルシウムおよびcAMPによる影響

研究課題

研究課題/領域番号 05671451
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関川崎医科大学

研究代表者

佐藤 幸弘  川崎医科大学, 医学部, 講師 (00215865)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードコルチ器支持細胞 / ギャップジャンクション / カルシウム / カルシウムイオン / CAMP
研究概要

コルチ器支持細胞はギャップジャンクションを介して互いに情報を交換して有機的に働いていることが考えられている。また、そのギャップジャンクションはH^+およびCa^<2+>濃度により制御されていることが報告されている(Sato,Y Santos-Sacchi J.1991,1994)。本研究では、細胞内Ca^<2+>濃度を上昇させる薬物を直接細胞内投与してギャップジャンクションの変化を観察した。
蝸中よりコルチ器支持細胞を単離し、吸引電極によりホールセルクランプを行い矩形波を用いて刺激し、capacitive current測定した。試験用薬物は、ピペットに充満して拡散により細胞内投与した。平成5年度は、そのtime constantを指標にコルチ器支持細胞間のギャップ結合の解離を観察した。その結果1μM ryanodineおよび5mM caffeineによりtime constantの低下が認められた。しかし、time constantは膜抵抗と膜容量の積により規定され、ギャップジャンクションの解離を観察するには不都合なことが判った。そこで、平成6年度capacitive currentよりクーロン量を求め膜容量と膜抵抗を求めた。
Ryanodine 10^<-6>M-10^<-9>M濃度において約50%の例でコルチ器支持細胞ギャップジャンクションの解離が観察された。Caffeine5×10^<-3>Mにおいてコルチ器支持細胞ギャップジャンクションの解離が観察されたが、Caffeine5×10^<-3>Mにおいては認められなかった。これらの結果より、ryanodine,caffeineにより小胞体からCa^<2+>が放出されギャップジャンクションが解離したものと推測された。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] Yukihiro Sato: "J, Santos-Sacchi Cell coupling in the supporing cells of corti's organ : Sensitivity to intracellular H^+ and Ca^<2+>" Hear. Res.80. 21-24 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞 Gap Junctionの細胞内Ca^<2+>放出による変化" otl.Jpn.4(4). 469- (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞 Gap Junctionのryanodineによる変化" 日耳鼻. 97(10). 1855- (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞ギャップ結合のcaffeine,Ryanodineによる変化" 生理学雑誌. 56(1). 29- (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yukihiro Sato: "Cell coupling in the supporting cells of corti's organ : sensitivity to intracellular H+ and Ca^<2+>" Hear.Res. 80. 21-24 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Y,Sato: "Calcium and hydrogen ion sensitivity of gap junction conductance in the supporting cells of organ of corti" Association for Reseach in Otolaryngology St Petersburg FL. (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yukihiro Sato: "J,Santos-Sacchi Cell coupling in the supporting cells of corti′s organ: Sensitivity to intracellular H^+ and Ca^<2+>" Hear.Res.80. 21-24 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞Gap Junctionの細胞内 Ca^<2+>放出による変化" Otl.Jpn.4(4). 469 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞Gap Junctionのryanodineによる変化" 日耳鼻. 97(10). 1855 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞ギャップ結合のCaffeine,Ryanodineによる変化" 生理学雑誌. 56(1). 29 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞ギャップ結合のカルシウムイオンによる変化" Otol Jpn. 3. 531 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤幸弘: "コルチ器支持細胞ギャップ結合のCaffeine Ryanodineによる変化" 日本生理学雑誌. 56. 29 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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