研究課題/領域番号 |
05671478
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
島ざき 潤 (島崎 潤) 東京歯科大学, 市川総合病院・眼科, 講師 (40170930)
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研究分担者 |
辻 公美 東海大学, 医学部・移植学教室, 教授 (30055834)
坪田 一男 東京歯科大学, 市川総合病院・眼科, 助教授 (40163878)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 角膜移植 / HLAクラスIIタイピング / PCR法 / 拒絶反応 / HLAクラスII / HLA |
研究概要 |
臓器移植の中でも角膜移植の予後が良好であるが、拒絶反応による移植片の喪失が25〜30%に上がっている。今研究では、他臓器移植で行われている組織適合性抗原(HLA)のマッチングが、角膜移植においても有用であるかをHLAのタイピングにより検討した。 本研究ではまず、眼組織を材料としてDNAタイピングが可能であるかについて検討、水晶体と硝子体を除く全ての組織よりDNAの抽出、HLA抗原のPCR法による増幅、RFLP法によるHLAタイピングが行え得ることを明かにした。 次に上記方法に基づいて角膜組織でのHLAクラスIIタイピングを実際に移植を行った症例について施行した。これまでに全体で54例の臨床サンプルをドナー.レシピエント双方について調べた。そのうち29例は以前に移植を行った症例があるか、角膜内に2象限以上にわたって血管新生のある、いわゆる拒絶反応のハイリスクの症例で、残りの25例はこうしたリスクを持たない非ハイリスクの症例であった。その結果非ハイリスクの症例では、解析を行ったDRB1、DQB1、DPB1の各抗原のマッチングの程度と拒絶反応の発症頻度の間に有意の相関を認めなかった。一方.ハイリスクの症例では.DRB1、DPB1抗原のマッチングが全くない19例のうち、11例(579%)で拒絶反応が発症したが、マッチングが1または2抗原あった10例では1例(10%)に発症したのみであった(カイ2乗検定.P<0.05)。また本年度において初めてHLAクラスI抗原のHLA-A抗原の解析をドナー、レシピエントあわせて45例に行った。症例数が少ないため拒絶反応との関連は明かにはできなかったが、今後例数を増やして解析することによって新たな知見が得られる可能性が示された。
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