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重度視覚障害者(児)の実生活における残存視機能評価と視能訓練法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671485
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関川崎医科大学

研究代表者

田淵 昭雄  川崎医科大学, 医学部, 教授 (90122431)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード重度視覚障害者(児) / 弱視 / 眼科リハビリテーション / ロービジョンクリニック / 実態調査 / 視覚的補助具 / 拡大読書器 / 読書時眼球運動
研究概要

重度視覚障害者(児)のQOLの向上を目指した医療で、眼科医および視能訓練士など眼科医療関係者の任務を明らかにする研究において、平成5年度の助成金によって以下の成果を得た。
1.重度視覚障害者(児)の実態調査:1993年4月に開設した川崎医科大学附属病院眼科外来での眼科リハ・クリニック(ロービジョンクリニック)に登録された障害者(1993年9月現在)は122名;女66名、男56名であった。年齢は平均47.3歳±偏差26.1歳で、40歳以上が83名(68.3%)で60歳代が最も多かった。原因は網脈絡膜の先天素因または糖尿病など全身疾患によるものが44名(36.1%)で、次いで強度近視など先天素因による眼球全体の疾患が12名(9.8%)であった。さらに、実際の眼科外来での重度障害者の頻度を調べると、ある1週間の眼科外来の受診総患者856名(女501名、男355名)中、25名(女15名、男10名);2.9%と言う多数の障害者が候補として占め、その多くが眼科リハ・クリニックを望んでいることが明らかとなった。
2.眼科リハ・クリニックの実際:障害者の日常生活や勤務状況、家庭環境や本人自身および周囲の希望や問題点を聴取し、クリニックでの指導を希望する例に眼科医と視能訓練士および眼科生活訓練指導が出来るソーシャルワーカーと協議しながら、適宜、単眼鏡や卓上拡大レンズ、拡大読書器、遮光レンズなどの処方および使用訓練、さらには簡単な歩行指導、白杖の使い方、生活指導、社会保障制度や障害施設の紹介などを行った。さらに拡大読書器による読書中の眼球運動を記録して晴眼者と障害者の違いを明らかにし、第47回日本臨床眼科学会(1993年10月)および第4回日本視能矯正学会(同年11月)で、それぞれ発表および教育講演を行った(いずれも原著投稿中である)。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田淵昭雄: "視覚障害者の固視運動" Japanese Orthoptic Journal. 22. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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