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舌乳頭粘膜上皮の細胞分化に関する免疫組織化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05671535
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

藤 英俊  福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (00047804)

研究分担者 児玉 淳  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (30215280)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード味蕾 / サイトケラチン / 有郭乳頭 / エブネル腺 / 粘液細胞 / 線毛細胞 / ヒト / 成人有郭乳頭 / エブネル腺の粘液細胞 / 舌乳頭 / ラット / ウサギ / 免疫組織化学 / 軟口蓋 / ブレオマイシン
研究概要

舌は味覚器官であるが,動物種により舌の機能が異なることである。霊長類を除く一般の動物は,舌を摂食の道具として優先させている。しかし,ヒトは会話するという特殊な機能を持っている。この会話能力はヒト舌の分化に大きく影響しているのではないかと考えられる。このことがヒトの舌のみに存在する,分界溝や舌盲孔を生じる理由の1つではないかと考え,舌根部を含め組織学的研究と免疫組織化学的研究を進め次の結果を得た。
1.有郭乳頭の溝面に線毛細胞の存在し,純漿液腺とされているエブネル腺に粘液細胞(エブネル半月も確認)の存在すること。
2.ヒトの有郭乳頭の配列には舌盲孔が関係し,これまで分類されていた3型のV型は,Y型の変形であると思われること。
次に,ケラチンは上皮細胞を決定する重要な指標の一つとされていることから,抗ケラチン抗体を使用して,有郭乳頭と葉状乳頭間で味蕾内ケラチン線維に相違が有るのか,および,味蕾構成細胞間でケラチン線維が異なるのかを追求した。材料は,味覚舌乳頭の味蕾と口蓋の味蕾を中心に行い次の結果を得た。
1.味蕾と周辺上皮の間には,ケラチン抗体に対する明瞭に異なった反応が認められた。
2.K6抗体で味蕾内に一部陽性反応が見られたのは,味蕾周囲の細胞が分裂して味蕾細胞に置き変わったっている事を示すものではないかと推測された。
3.味蕾細胞は,基底膜から腔面に達する1個の細胞であり,まさしく短層上皮であると解釈すれば,K8,K18,K19に強陽性反応を示しても不思議ではないと考えられた。

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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