研究課題/領域番号 |
05671578
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
黒柳 錦也 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (60085751)
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研究分担者 |
渋谷 仁志 (澁谷 仁志) 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (80246347)
北川 博美 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70246346)
西川 慶一 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (30180590)
山本 一普 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (50174785)
和光 衛 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (70211670)
早川 吉彦 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (70164928)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 回転パノラマX線撮影法 / コンピュータシミュレーション / 画質 / 被曝線量 |
研究概要 |
回転パノラマX線撮影法における画像と患者の被曝線量は、X線束の垂直的角度、幅、移動軌跡などの撮影機構に関する種々の因子によって影響される。そこで、それぞれの因子の影響を個別に検討し、最適な撮影機構を設計するため、コンピュータシミュレーションの手法の導入を試みた。 まず、構成要素として空気、軟組織、海綿骨、皮質骨、歯、唾液線、甲状線、水晶体からなるシミュレーション用の頭部ファントムを構築した。ついで、実際の撮影をコンピュータ内部で再現するためのプログラムを開発した。このプログラムにより、任意の撮影機構のもとでの画像ならびに被曝線量分布を同時に求めることができるようになった。 現在の主な問題点としては、 1.現状のシミュレーション用頭部ファントムでは、各構造物の分類分け等が不十分である。高精度なシミュレーションを行うためには、より高精度なファントムの構築が必要である。 2.今回のシミュレーション時に用いた各構造物のX線吸収係数は、文献的に求めたものである。しかしながら、文献によってそれらの値に大きな差がみられ、また、臓器によってはX線吸収係数が不明なものもあった。 3.現在のシミュレーションプログラムでは、散乱線を全く考慮していない。実際の撮影ではこの散乱線によって画像、被曝線量とともに大きな影響を受けることになるので、真のシミュレーションとしては散乱線を無視する訳にはいかない。 などが上げられる。今後、それらの問題を解決するためにプログラムの改良ならびにさらなる文献検索を行う予定である。
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