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口腔癌における術前・術後化学療法後のGST-π発現の定量的解析と化学療法効果

研究課題

研究課題/領域番号 05671660
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

草間 幹夫  東京医科歯科大学, 歯学部・第2口腔外科, 助手 (60124690)

研究分担者 立川 敬子  東京医科歯科大学, 歯学部・第2口腔外科, 助手 (70236537)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード口腔癌 / GST-π / 腫瘍マーカー / 治療効果 / モニタリング / SCC抗原
研究概要

口腔癌に対して,その早期発見,手術療法,化学療法および放射線療法の治療効果のモニタリング,再発の予知などに有用な腫瘍マーカーが求められており近年種々の悪性腸瘍ならびに前癌病変でその活性が著明に増加することが,知られるようになった新しい腫瘍マーカーであるGlutathion-S-transferase-π(以下GST-π)を用いて治療の各時期における血漿GST-π値および血清SCC値を測定し検討した。その結果
1.口腔癌患者におけるGST-π値は健常人に比べ有意に高値を示したが,初発例と再発例の間には有意の差はみられなかった。
2.StageI,IIおよびStageIII,IVの2群に分けて検討するとStageIII,IVの進行癌群がGST-πの陽性率が高い傾向であった。
3.GTS-π値と原発巣の部位との関連は明らかではなかった。
4.放射線療法によりGST-π値の低下した症例が多かった。
5.手術後,多くの症例はGST-π値がcut-off値以下にあったが,術後に上昇傾向を示す患者はその多くが後に再発が生じた。
6.化学療法によるGST-π値の変化は症例により多様であった。
7.SCC抗原との比較では,GST-π値の方が,初発例,再発例ともに陽性率が高かった。
以上のことからGST-πは口腔癌患者の経過を観察するための指標になると思われた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 亀卦川昭宗,草間幹夫他: "口腔扁平上皮癌患者における血漿Glutation-S-Transferase(GST-π)値の変動について" 日本口腔腫瘍学会雑誌. 4. 185-186 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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