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自律神経活動評価による歯科治療時のストレス測定

研究課題

研究課題/領域番号 05671675
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

大井 久美子  長崎大学, 歯学部, 教授 (80134732)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード心電図R-R間隔 / ストレス / 歯科治療 / 局所麻酔 / 循環器疾患 / 精神鎮静法 / R-R間隔 / R‐R間隔
研究概要

健康成人8名(23〜27歳)と麻酔医(26〜28歳)と循環器疾患患者に24時間ホルター心電図を装着した。心電図R-R間隔の変化から歯科治療時のストレスを定量することを試みた。検索時点は、就寝、睡眠中、起床、食事、運動、運動・静脈路確保、患者入室、挿管、抜管、局麻を用いる歯科治療時などで、平均心拍数、最大R-R間隔、最小R-R間隔、平均R-R間隔、R-R変動率を測定した。最も変動率の大きかったのは起床時の13.1%で次いで運動の11.3%であった。麻酔医の中では平均心拍数は静脈路確保、患者入室、気管内挿管の順に多かった。気管内挿管の心拍数は運動中より多かったが、変動率はそれより小さかった。歯科治療については、診療室に入室する時に心拍数は上昇した。循環器疾患患者では、静脈路確保の時が心拍数も変動率も多かった。局所麻酔注射の影響は、静脈に精神安定薬を投与されたものについては、そうでないものと比較して、心拍数、変動が小さかった。浸潤麻酔と伝達麻酔では顕著は差はみられなかった。以上から、R-R間隔は、心拍数が少ないとき、体位が大きく変換するとき、緊張を強いられるときなどに影響されやすいことがわかった。また、循環器疾患を有する患者の歯科治療時には、精神鎮静法を応用して、ストレスの軽減を図ることが望ましいと思われた。さらに、R-R間隔を測定することから、種々のストレスの定量化が可能であると思われた。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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