研究課題/領域番号 |
05671678
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
山下 佐英 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (30041320)
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研究分担者 |
吉田 雅司 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (50220679)
川島 清美 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (40145511)
杉原 一正 鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (00117516)
向井 洋 鹿児島大学, 歯学部・付属病院, 講師 (20117550)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 口腔扁平上皮癌 / 間質構造 / 走査型電子顕微鏡 / コラーゲン線維 / 家兎VX2移植舌癌 / 電子顕微鏡 / 膠原線維 / Type IV Collagen |
研究概要 |
口腔扁平上皮癌の間質構造に関する電子顕微鏡学的検索を行う目的で、家兎(日本白色種)VX2移植舌癌モデルを作成して、舌移植部腫瘍および深頸リンパ節転移巣におけるコラーゲン線維を中心とする間質構造の形態的変化を、光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡を用いて検索した。 光学顕微鏡では、舌移植部腫瘍は7日目より盛んに増殖し、間質細胞の増生も著明であった。コラーゲン線維を中心とする線維成分は、腫瘍の増殖につれて分解消失し、一部には腫瘍による圧排像も認められた。一方、深頸リンパ節の転移巣では、コラーゲン線維の変化は、ほとんど認められなかった。 走査型電子顕微鏡による観察では、アルカリ・水浸軟法により腫瘍によるコラーゲン線維の圧排変形像と断裂変性像が観察された。すなわち、舌癌胞巣ではコラーゲン線維の断裂消失が認められ、深頸リンパ節転移巣では細網線維網の圧排像と、最終的にはコラーゲン線維の断裂と粗造化が認められた。
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