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骨格性下顎前突者の咀嚼時の舌筋、口輪筋および咀嚼筋の筋活動と下顎運動の特性

研究課題

研究課題/領域番号 05671706
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

平木 建史  大阪大学, 歯学部, 助手 (30238349)

研究分担者 社 浩太郎  大阪大学, 歯学部・附属病院, 医員
高田 健治  大阪大学, 歯学部, 助教授 (50127247)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード筋電図 / 咀嚼 / オトガイ舌筋
研究概要

正常咬合および骨格性下顎前突を有する成人男子を被験者として左側にてチューインガムを咀嚼させ、筋電図と下顎運動を同時記録した。筋電図はオトガイ舌筋、側頭筋前部、顎二腹筋前腹、下唇部口輪筋より記録し、特にオトガイ舌筋については、新たに開発した表面電極を使用し、ディジタル筋電信号データを得た。また、下顎運動については、下顎切歯点の運動軌跡をマンディブラキネジオグラフにて記録した。また、正常咬合者については、チューインガムを噛まずに、30サイクル/分の周期的な顎の開閉運動も行い、同様に記録した。
正常咬合者に関しては、オトガイ舌筋の筋活動の平均的パターンは顎二腹筋前腹ならびに下唇部口輪筋と協調性を持っていた。この3被験筋肉はいづれも開口相にて主要な活動を示し、筋活動開始時刻は、まず顎二腹筋が筋活動を開始し、つづいて口輪筋が、最後に舌筋が開始するという順番であった。オトガイ舌筋の活動終了時刻も顎二腹筋より後であった。また、オトガイ舌筋の筋活動開始および終了時刻は、顎二腹筋や口輪筋の活動開始および終了時刻と高い相関性を持っていた。さらに、チューインガムを噛まずに周期的な顎の開閉運動を行ったときには、これらの被験筋肉は、ほとんど筋活動を示さなかった。一方、骨格性下顎前突者に関しては、チューインガム咀嚼時に、正常咬合者にみられたような、舌筋、口輪筋、咀嚼筋の筋活動、ならびに下顎運動との間の時間的協調性は認められなかった。
以上の結果より、正常咬合者においては、チューインガム咀嚼時におけるオトガイ舌筋活動は、側頭筋前部、顎二腹筋前腹、下唇部口輪筋の筋活動、ならびに下顎運動との間に、強い時間的協調性が有り、骨格性下顎前突者においては、そのような時間的協調性がみられないことが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 社浩太郎、高田健治: "多項式近似によるモデル化を応用した筋放電活動開始および終了時刻の自動計測システム" 第8回メディカルパソコン学術集会論文集. 85-88 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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