研究課題/領域番号 |
05671716
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
鈴木 弘之 長崎大学, 歯学部, 助教授 (70018753)
|
研究分担者 |
藤村 誠 長崎大学, 工学部, 助手 (30229041)
竹馬 聡 長崎大学, 歯学部, 助手 (50244075)
岡 秀喜 長崎大学, 歯学部, 助手 (00194332)
平野 明喜 長崎大学, 医学部, 助教授 (90208835)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
キーワード | 外科的矯正 / 顎変形症 / シミュレーション / 三次元グラフィク / 有限要素法 |
研究概要 |
矯正歯科を受診する患者のうち顎顔面変形を主訴とするものが年々増加している。 また、当大学矯正歯科外来では、唇顎口蓋裂をはじめとし、小耳症やクルーゾン症候群といった顎顔面形成手術の併用が必要とする症例も多くみられる。従来このような症例に対して形成手術を前提とした矯正治療を行う場合、頭部x線規格写真や正貌と側貌等、通常の治療に用いる資料に基ずいて治療計画の立案や術後の評価をすることが多かった。二次元平面上に投影したこれらの資料からでは術後の予測は困難であり、このような症例に対して三次元的な顎顔面の分析が必要となる。我々はすでに顎顔面の軟組織形態を非接触および非侵しゅう的に三次元計測することを可能にしている。軟組織上での計測の基準となるべき三次元の基準点を設定し、被験者において頭部CTスキャナと軟組織の三次元座標から、骨格形態と軟組織の外形との関係をあきらかにするために軟組織の左右の非対称について、三次元的に数値化して表せるようにする。初診時および術前後の頭部x線規格写真、CTスキャナと軟組織の三次元計測から、骨の移動による軟組織の三次元的な変化を明らかにするプログラムを完成しつつある。三次元グラフィク上で手術シミュレーションにより臨床的に応用可能なソフトウエアとともに製品化することを目的に進めている。
|