研究課題/領域番号 |
05671788
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理系薬学
|
研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
藤間 貞彦 北海道医療大学, 薬学部, 教授 (30001043)
|
研究分担者 |
木村 昭彦 久留米大学, 医学部, 助手 (00211201)
吉村 昭毅 北海道医療大学, 薬学部, 助手 (60220737)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 胎児性胆汁酸 / 胆汁酸生合成 / 胆汁酸代謝異常 / 胎児-新生児 / 体内動態 / 先天性胆道閉鎖症 / ガスクロマトグラフィー質量分析 / 血液浸染乾燥濾紙 / 未熟児 / 高速液体クロマトグラフィー / 胎児性胆汁酸合成 / カニクイザル肝ミクロゾーム / ガスクロマトグラフイー質量分析 / 高速液体クロマトグラフイー |
研究概要 |
新生児期における先天性肝胆道疾患の早期診断法の確立が緊急の課題となっている。胎児性胆汁酸のGC-MSによる微量分析法を開発し、体内動態を解明した後、胎児性胆汁酸を指標とする新生児肝胆道疾患の病態解析法の開発を目的とした。 1)胎児性胆汁酸合成法の開発 新生児体液中から見出された4β-、6α-水酸化胆汁酸の効率よい合成を目的として、四酢酸鉛による立体選択的なアセトキシル化反応を利用する合成法を開発した。 2)GC-MSによる胎児性胆汁酸の微量分析法開発と体内動態の解析 胎児性胆汁酸の新生児血液中における体内動態を明らかにするため、血液浸染乾燥濾紙中の胆汁酸をペンタフルオロベンジル・ジメチルエチルシリル誘導体とし、化学イオン化負イオン検出GC-MSによる微量分析法を開発した後、先天性胆道閉鎖症と高胆汁酸血症患児における体内動態を検討し、胎児性胆汁酸を指標とする病態解析法を開発した。 3)胎児性胆汁酸の生合成機構の酵素化学的検討 胎児性胆汁酸は肝において胆汁酸常成分が水酸化されたものと考えられているが、生合成中間体C_<27->胆汁酸が1βまたは6α位に水酸化され生成する経路について、ラット肝ミクロソームにより検討したところ、1β-水酸化が進行する経路が存在することが明らかになった。 4)新生児肝疾患における病態解析法の開発 新生児胆汁うつ滞症患者尿中から3-オキソ不飽和胆汁酸、7α,12α-dihydroxy-3-oxochol-4-en-24-oic acidを見出だした。この胆汁酸のケトンをオキシム化したのち、GC-MSによる定量法を確立して、新生児及び高チロジン血症患者尿について解析し、本疾患の病態解析法を検討した。
|