研究課題/領域番号 |
05671804
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
木村 智彦 東北大学, 薬学部, 助教授 (40143002)
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研究分担者 |
佐藤 進 東北大学, 薬学部, 教授 (80004604)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 副腎髄質 / カテコールアミン / エピネフリン / ノルエピネフリン / プロテインキナーゼC / 交感神経β受容体 |
研究概要 |
麻酔犬の生体位副腎標本を用い、副腎髄質カテコールアミン分泌に関連する細胞内情報伝達機構およびアドレナリン性受容体を介する調節機構について検討し、以下の知見を得た。 1.プロテインキナーゼCの関与 内臓神経刺激による副腎髄質カテコールアミン分泌はプロテインキナーゼC活性化薬Phorbol-12,13-dibutylateで増強され、プロテインキナーゼC阻害薬Staurosporine,Polymyxin BおよびホスホリパーゼC阻害薬Neomycinで抑制された。Phorbol-12,13-dibutylateはそれ自身でカテコールアミン分泌を引き起こし、その作用はStaurosporineで拮抗された。以上の結果から内臓神経刺激によるカテコールアミン分泌機構に、プロテインキナーゼCの活性化が関与することが推察された。 2.アドレナリン受容体による調節 副腎髄質におけるβ受容体を介する自己調節機構を明かにする目的で、内臓神経刺激による副腎髄質カテコールアミン分泌に対するβ受容体遮断薬および刺激薬の作用を検討した。カテコールアミン分泌は、選択的β1受容体遮断薬Atenololで有意に増強されたが、選択的β2受容体遮断薬ICI118551および非選択的遮断薬Nadololでは影響を受けなかった。Atenololの遊離増強作用はICI118551で遮断された。Isoproterenolおよび選択的β2受容体刺激薬Procaterolは、Atenolol存在下においてのみ刺激によるカテコールアミン分泌を増強した。両刺激薬の増強作用は、ICI118551で遮断された。以上の結果から、カテコールアミン分泌を促進性に調節するβ2受容体機構とこの促進機構を抑制的に制御するβ1受容体機構が存在することが示唆された。
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