研究課題/領域番号 |
05671917
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
坂本 忍 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教授 (80107317)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | DNA合成系酵素 / 癌細胞分化度 / 家族性大腸ポリポージス / thymidylate synthetase / thymidine kinase / 悪性度 / mRNA / PCR法 |
研究概要 |
ピリミジン代謝のサルベージ経路に位置するDNA合成系酵素チミジン・キナーゼ(TK)は、胎児組織、腫瘍組織など増殖の盛んな細胞でその活性の増加していることが知られている。我々は、正常大腸には存在しない特異な胎児型のTKアイソザイムが家族性大腸ポリポージス・ポリープおよび大腸癌では高率に誘導されることを報告してきた。さらにヒトおよびラット実験大腸癌では、組織学的に分化度の高いもの程、TK活性が高く、また胎児型のアイソザイムの存在する傾向の強いことが認められた。また、デ・ノボ経路に位置するDNA合成系酵素チミジレート・シンセターゼ(TS)もTK同様増殖の盛んな細胞でその活性が増加しているが、ヒト胃癌ではTK/TS比の低いもの程分化度が低く、ヒト白血病でも骨髄細胞のTK/TS比の低いもの程、難治性である傾向が認められた。そこで今回、デ・ノボとサルベージの両経路から同一のdUMPへ転換させる酵素TSとTKの活性比と、褐細胞の組織型および分化度との関連を解析し、治療法の選択、治療効果判定、予後判定などにTK/TS比の臨床応用を試みた。尚、TS、TKのmRNAを各標本より検出し、PCR法で増幅する遺伝子レベルでの研究は現在進行中で、症例を重ねているところである。
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