研究課題/領域番号 |
05671947
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
稲吉 光子 北里大学, 看護学部, 助教授 (60203212)
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研究分担者 |
ライダー 玲子 (島崎 玲 / ライダー 島崎玲子) 東海大学, 健康科学部, 教授 (90191676)
川口 優子 北里大学, 看護学部, 助教授 (90152941)
島口 貞夫 北里大学, 医療衛生学部, 教授 (30050389)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 医療消費者主義 / 共同行為 / 意思決定 / 看護ケア / 学習プログラム / 消費者参加 |
研究概要 |
研究目的は医療消費者主義を理論基盤として、看護婦または看護士(以下、看護婦とする)が、患者との共同意思決定を促進するように考案された学習プログラムの効果測定であった。調査票が効果測定に用いられた。対象は、平成5年度はK大学病院勤務の69人の看護婦と130人の入院患者、さらに、平成6年度は総合大学看護学部4年生の27名であった。対象者は実験群と対照群に分けられた。学習プログラムは研究班の1人により実施された。 事前調査では、実験群と対照群との有為差はなかった。事後調査では、対照群と比較して、看護婦実験群と看護学生実験群に医療消費者主義への態度得点が高く、有意差があった。知識修得程度は、看護婦実験群の中で、より若い看護婦が高かった。看護学生対照群では、医療消費者主義の態度得点が低下した。患者実験群と患者対照群では、有為差はなかった。 学習プログラムは、看護婦および看護学生の共同意思決定の促進効果があった。対照群の看護学生が示した態度変容は、伝統的看護婦役割のある病棟に適応するために生じたと考えられた。患者への効果がなかった1つの要因に、医療情報公開制度がないためであると推測された。本研究から質的研究方法として、Critical Reflective Researchが開発され、さらに学習プログラムの内容精選が行われた。
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