研究課題/領域番号 |
05671948
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
吉武 香代子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10003625)
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研究分担者 |
中野 智津子 神戸市立看護短期大学, 教授 (20149694)
斎藤 ゆかり 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60266624)
濱中 喜代 (浜中 喜代) 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (70114329)
斎藤 禮子 (斎藤 礼子) 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40178520)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | 看護基礎教育 / 小児看護学教育 / 小児看護学の講義内容 / 小児看護学の教室内実習 / 小児看護学の臨床実習 / 実習指導体制 / 受持患児 / 実習施設 / 小児臨床看護 / 小児看護実習指導 / 臨床側指導者 / 受持日数 / 教室内実習 / 小児看護学 / 臨床実習 / 教育内容 / 教育方法 / 臨床実習指導 |
研究概要 |
本研究の第一の目的は、小児看護教育の現状を知ること、及び臨床が求めている新卒看護婦の小児看護の知識・技術のレベルを知ることであった。調査は、第一段階として全国レベルでの小児看護教育の実態調査と、調査対象となる教育施設を限定して実際に訪問・面接し、可能な限り実態を観察する第二段階の調査に大別される。前者では小児看護学の講義内容、担当者、教室内実習の内容、時間数、臨床実習の内容、時間数等を調査し、この結果、看護教育施設の中には小児看護担当教員が不在のものが29%あること、小児看護担当教員の中に小児看護の臨床経験1年未満のものが15%いること、特に看護専門学校では非常勤講師への依存が多いこと、実習は135時間の規定通りが多いことなどが明らかになった。平成7年には実習指導体制に焦点を絞って詳細な調査を行い、学校側による指導は48.7(【.+-。】20.8)%という数字を得た。 訪問・面接による第二段階の調査では、受持患児の実態として大部分の学生が患児1人のみを受持っていること、患児を選択する余地がない程患児数が少ない施設があること、施設によって実習環境として大きな差があることなどが知られた。学生の実習の中心は日常生活の援助であり、治療・処置へのかかわりは半数程度であった。付添いの多い実習施設では、日常生活の援助が付添いによって行なわれ、実習できない実態も伺われた。教室内実習では、少ない時間数の中で教室内実習の時間を確保することが困難であり、一部学生のみが実際に行なう、またはデモンストレーションのみに留まるものも多かった。新卒看護婦に関しては、神戸周辺の事情により、第二段階の調査を行なうことはできなかった。 訪問・面接による調査によって、質問紙では得られない実態も明らかになり、少子化の中で実習施設にも多くの問題があることもわかり、小児看護学教育のモデルプログラム作成に向けて貴重な示唆が得られた。
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