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徘徊行動のある痴呆性老人の日常生活とエネルギー消費量

研究課題

研究課題/領域番号 05671954
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関宇部短期大学

研究代表者

西村 洋子  宇部短期大学, 家政学科・生活福祉学専攻, 教授 (10105306)

研究分担者 酒井 恒美  川崎医療短期大学, 第一看護科, 教授 (70116721)
涌井 忠昭  宇部短期大学, 家政学科・生活福祉学専攻, 専任講師 (40220850)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード痴呆性患者 / 徘徊行動 / 生活時間 / 換気量 / 酸素摂取量 / エネルギー消費量
研究概要

〔対象及び方法〕T精神病院の痴呆性患者181人から徘徊行動のある患者5人(以下徘徊者群、男1人、女4人、平均年齢80.8±5.3歳)と徘徊のない患者5人(以下非徘徊者群、男3人、女2人、平均年齢75.8±5.8歳)を被検者とし、(1)生活時間、改訂版長谷川式簡易知能評価スケール(以下改訂長谷川式)、U式(宇部短大式)ADL及びN式ADLスケールの測定(2)ダグラスバック法により検定した4ch携帯用酸素摂取量記憶装置「mac QUARTO」(VM4-064)を用いて座位、歩行時の換気量(VE)、酸素濃度(O_2%)を10秒毎に4分間測定し、酸素摂取量(VO_2)を算出した。カロリーへの換算は酸素11を5kcalとした。エネルギー消費量の算出にはRMR値も用いた。(3)携帯用心拍数記録装置(VHM1-016)により心拍数(HR)の測定を実施した。
〔結果〕(1)1日の生活時間を「生理的時間」「休憩時間」「歩行時間」「その他の時間」についてみた結果、平均「歩行時間」に徘徊者群と非徘徊者群間に有意差を認めた。(2)改訂長谷川式、U式ADL及びN式ADLの平均値に両群間で差を認めなかった。(3)【.encircled1.】座位時、徘徊者群、非徘徊者群のそれぞれの平均値はVO_20.17±0.051/m、0.17±0.031/m、エネルギー消費量0.85±0.24kcal/m、0.83±0.17kcal/m、VE5.19±1.651/m、5.30±1.531/m、HR74.6±17.1b/m、64.2±11.2b/m.【.encircled2.】歩行時、VO_20.37±0.101/m、0.44±0.161/m、エネルギー消費量1.84±0.50kcal/m、2.20±0.79kcal/m、VE9.51±2.931/m、11.21±4.791/m、HR83.8±16.3b/m、97.2±29.6b/mで両群間に差を認めなかった。(4)1日の平均エネルギー摂取量は徘徊者群1520±0kcal、非徘徊者群1462±81.36kcalであった。平均総エネルギー消費量は徘徊者群1240.83±257.16kcal、非徘徊者群995.90±69.45kcalであり、両群間に差を認めなかった。(5)平均エネルギー消費量/体重は徘徊者群30.39±7.12kcal/kg、非徘徊者群21.84±1.84kcal/kgで有意差(p<0.05)を認めた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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