• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨の老化予防に対するビタミンCの効果

研究課題

研究課題/領域番号 05680004
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

荒川 信彦  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (40017223)

研究分担者 大塚 恵  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (20175243)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードビタミンC / ピリジノリン / 老化
研究概要

ビタミンC投与が、軟骨における成熟架橋ピリジノリンの生成に対しどのような影響を有するかを調べ、骨の老化予防におけるビタミンCの有効性を探ることを目的とした。まず、加齢に伴う軟骨ピリジノリン量と血漿中ビタミンC量の変化を調べ、さらに、ビタミンC投与の有無による軟骨ピリジノリン量の変化を測定した。
1)加齢に伴う軟骨ピリジノリン量と血漿中ビタミンCの変化:ビタミンCを生合成できないモルモットを実験動物として用い、市販固形飼料で2-24週間飼育後軟骨コラーゲン中のピリジノリン生成量および血漿中のビタミンCの経時的変化を調べた。この結果、軟骨のピリジノリンは10週齢までの成長期において急速に増加し、10週齢以降の成熟期には減少傾向を示した。一方、血漿中のビタミンCは成熟架橋の変化と同様に成長期に増加、成熟期以降は徐々に減少した。
2)ビタミンC投与の有無による軟骨ピリジノリン量の変化:成長期および成熟期モルモットを投与および無投与の2群に分けビタミンC欠乏飼料で4週間飼育を行った。投与群にはビタミンC5mg/日を経口投与した。この結果、成長期においては軟骨ピリジノリン量は無投与群で有意に高い値を示したのに対し、成熟期ではビタミンC投与の有無は軟骨ピリジノリン量に顕著な影響は示さなかった。
以上、成熟架橋が急速に生成される成長期においてはビタミンCの投与によりピリジノリン生成が抑制されたことから、ビタミンCが過度の架橋生成を調節する可能性が推察された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi