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老人と若者の生活行動における身体機能・意識・行動・かかわる物の統合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680009
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

富田 守  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (00009135)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード動作 / 心拍数 / 血圧 / 生活行動 / 意識状態 / 身体生理機能 / 心拍 / 作業的行動
研究概要

家政学の重要課題である生活の統合的把握の試みとして、生活する主体である人間を中心に、意識状態、身体生理機能、行動や動作、かかわる物的なもののすべてについて、人間と環境との相互作用を統一的、構造的にとらえることを目的とした。また、青年と老年との比較により年齢特性も明らかにしたい、実際の家庭でも調査したいと考えた。
本研究は、余裕ある気持の時と急ぐ時の2種類の意識状態において、作業的生活行動(調理)を中心に、生理的生活行動(食事、他)、余暇的生活行動(新聞を読む、他)も加えて、行動・動作、身体生理機能(心拍数、血圧)、かかわる物の観察と測定を、若者7名と老人2名について、また、研究室および被験者の自宅において行った。
行動・動作は各人の身体生理機能の許容範囲内て行っているようである。心拍数、血圧については変動性は小さい。若者は急ぐ時に動作を早めたり行動を減らしたりするが、老人では急ぐ時でも自分の動作のペースを守る傾向が著しく、急ぐと血圧上昇が若者より著しいことからも、身体に負担をかけないよう、無意識に行動が調整されていると考えられる。その代わり、時間短縮は異なる行動様式により行った。意識の下に行われている行動は身体に制約されており、特に老人では身体に合わせた行動設計の変更が重要と考えられる。また、行動は意識、身体機能、物と密接にかかわり合い統合されている様相も明らかになった。
なお、新聞を読む行動については、急ぐ時は文章を早く読むのではなく、読む部分を減らし、行動の省略を行った。これは視覚系にに関する身体的制約が強いため、行動を変更したと考えられる。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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