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母乳の分泌量および成分に関連する要因

研究課題

研究課題/領域番号 05680019
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関奈良教育大学

研究代表者

米山 京子  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (30079743)

研究分担者 池田 順子  京都文教短期大学, 家政科, 助教授 (30076880)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード母乳 / 母乳中蛋白質 / 母乳中S-IgA / 母乳中カルシウム / 母乳分泌量 / 食生活
研究概要

1.母乳中成分の濃度と母乳分泌量および授乳間隔との関係について
母乳中の各成分の濃度は母乳分泌量および授乳間隔によって影響を受けるか否かを明らかにするために、母乳中の総蛋白質、乳糖、脂肪、カルシウム,S-IgA,エネルギー量について、1日または1時間母乳分泌量、および前回との授乳間隔との関連を、健康な授乳婦144名(出産後5日97名、出産後2-6ケ月47名)から得た延べ182(初乳97,成乳85)の母乳試料を分析し、検討した。
1.初乳について、1日母乳量と蛋白質およびS-IgA濃度とは負の、乳糖および脂肪濃度、エネルギー量とは正の有意相関が認められ、カルシウム濃度との関連は認められなかった。
2.2-3ケ月、4-6ケ月の成乳について、蛋白質およびS-IgA濃度と母乳分泌量間にはいずれも有意の負相関が認められた。しかし、蛋白質濃度について完全母乳児養育者のみの場合の相関は有意ではなくなった。
2.母乳中栄養成分の濃度と母体の食品摂取との関係
奈良市内の某母乳栄養相談室に通う、母乳分泌良好で授乳を継続している出産後14-425日の授乳婦68名を対象にして、母乳中の総蛋白質、脂肪、乳糖、カルシウム(Ca)の濃度と母の食生活との関連を調べた。分析の結果、菜食型食事の場合、母乳中の蛋白質(出産後2-5カ月)、脂肪およびCa(いずれも出産後1-5カ月)濃度がいずれも低かった。また、1日の牛乳摂取量が0の場合は300ml以上に較べて母乳中のCa濃度が有意に低かった。動物性食品の摂取頻度の少ないあるいはそれらを全く摂取しない食生活は母乳成分に影響を与える。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 米山京子: "母乳中成分の濃度と母乳分泌量および授乳間隔との関係" 日本公衛誌. 41. 157-164 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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