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赤外線サーモグラフィによる野球選手の手指血行障害の検討

研究課題

研究課題/領域番号 05680070
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

宮本 俊和  筑波大学, 心身障害学系, 講師 (40200208)

研究分担者 宮永 豊  筑波大学, 体育科学系, 教授 (90010371)
功力 靖雄  筑波大学, 体育科学系, 教授 (80015932)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードサーモグラフィ / 野球 / 血行障害 / 冷水負荷 / 皮膚温 / 手指
研究概要

野球選手の手指の血行障害を検討するために、大学硬式野球選手を対象に(1)手指血行障害に関する質問紙による実態調査(2)赤外線サーモグラフィを用いた冷水負荷による手指の皮膚温の検討を行った。
1.実態調査
捕球側・投球側・打撃時について手指の障害の有無、症状の内容、症状のある部位、増悪する時期、練習との関係などを調査し、ポジュションの関係などについて検討した。
対象:大学硬式野球選手76例(投手21例・捕手7例・内野手・外野手23例・不明例)。結果(1)捕球側手指に症状を訴えた選手は、41例(54.1%)で投手を除いた内野手(特に捕手)に比率が高い。症状は痛み、むくみ、しびれ、冷感が多く、シーズン中や寒冷で増悪した。(2)投球側の症状を訴えた選手は、9例でその内6例が投手であった。(3)打撃時に症状を訴える選手は、23例(30.2%)で捕球時や投球時に障害を訴えるものと重複している。症状は痛み、しびれが多かった。
2.サーモグラフィによる手指皮膚温の検討
実態調査をした選手の内56例に対して、恒温恒湿室(25℃、50%)において、坐位にて水温15℃の水槽に3分間、手関節より指尖部を浸漬し、赤外線サーモグラフィを用い、1・5・10・15・20分後に撮像しコンピュータに保存した手指皮膚温を検討した。
結果(1)手指の障害を訴えた選手は、障害のない反対側の手指に比較し、皮膚温の低下と回復の遅延がみられた。(2)特に、捕手、二塁手、三塁手、遊撃手では、捕球側第2・3指に回復の遅延がみられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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