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高齢者における身体各部動作の協調性に関するバイオメカニクス的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680072
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

阿江 通良  筑波大学, 体育科学系, 助教授 (10175721)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード高齢者 / 立幅跳 / バイオメカニクス / 画像解析法 / 関節モーメント / パワー
研究概要

本研究の目的は、高齢者の立幅跳および垂直跳における下肢関節角度や関節パワーの変化を画像解析法,フォースプラットフォーム法,筋電図法によりとらえ,高齢者における下肢動作の協調性の変化をとらえることである。
方法:被験者は茨城県在住の健康な男性33名(62歳から86歳)で,年齢により60歳代(60s),70歳代(70s),80歳代(80s)の3群に分けた。フォースプラットフォーム(Kistler社製,Type9281A)上から立幅跳および垂直跳を全力で行わせた。そして,被験者の側方から高速度VTRカメラ(Nac社製,HSV-400)を用いて被験者の跳躍動作を毎秒200コマ,露出時間1/2500秒で撮影した。また,ひふく筋,大腿直筋から筋電位の導出を行った。得られたデータから,股,膝,足関節の関節角度,関節モーメント,パワーなどを算出した。
その結果,立幅跳の踏切における足関節の伸展,大腿および足の前傾,下肢関節の伸展パワーおよび伸筋群のコンセントリックなパワーの最大値は加齢にともなって減少すること,伸筋群のエクセントリックなパワーは加齢の影響をあまり受けないことなどがわかった。また,下肢関節の伸展のタイミングは,股,膝,足の順で加齢による相違は認められなかったが,二関節筋群によるエネルギーの伝達を示唆する離地直前の股および膝関節の負のパワーは,有意差はなかったが,加齢にともなって減少する傾向がみられた。
垂直跳については,現在,データ処理を継続して行っているところである。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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