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競技パフォーマンスと持続的注意能力の生理心理学的関連について

研究課題

研究課題/領域番号 05680103
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関国士館大学

研究代表者

佐久間 春夫  国士舘大学, 体育学部, 教授 (10128572)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード持続的注意 / オープン・スキル / 生体リズム / 脳波 / 反応時間
研究概要

体育・スポーツ場面で必要とされる持続的注意能力は、高い競技パフォーマンスを達成する上で、重要な心理特性要因と考えられる。本研究では、持続的注意能力を、・文献的研究、・実験的検証の二つの側面から検討を行った。
1.文献的研究:特定の対象への精神の集中状態と定義されている持続的注意能力の構成要素としては、生理学的な覚醒水準に近い自然注意能力と、随意的に空間のある対象に、あるいは多くの物の中から特定の物を選び出す高次精神機能を反映した意志的注意能力とに分類されることが妥当と考えられる。さらに、このような注意能力の次元としては、・強度、持続性、範囲、・選択性、集中性、安定性、・転換性、易動性などが、臨床医学的知見からも明らかにされた。
2.実験的研究:実験では、比較的持続的注意能力を必要とするサッカー、テニス、バスケットボールなどopen skill系と呼ばれる種目の被験者10名に対し、0.0,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5,3.0秒の7種類の刺激間間隔で警告反応時間課題を用い、各被験者につき10時間40分の連続実験を行った。従属変数としては、各種反応時間を測定し、自然注意能力を示す生理的指標として、Fz,F3,F4,Cz,C3,C4,Pz,P3,P4,01,02の11部位から脳波の記録を行った。その結果、警告反応時間は、刺激間間隔に関わらず90分から150分前後の周期性をもって変動する意志的注意能力のultradian rhythmの存在を見いだした。生理的指標として意識水準を反映する脳波からは、C3でのみtheta波成分と各反応時間とに正の高い相関(r=0.4〜0.87)が見られ、theta波の増大が反応時間の遅延をもたらすことが明らかとなり、自然注意能力の存在を示す結果が得られた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐久間,春夫: "持続的注意能力の周期性" 国士舘大学体育研究所報. 13. (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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