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わが国における主要銀行の店舗展開

研究課題

研究課題/領域番号 05680130
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関広島大学

研究代表者

森川 洋  広島大学, 文学部, 教授 (70040706)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード銀行支店網 / 構造変化 / 都市システム / 階層的連結構造 / 非階層的連結構造 / 日本 / 中心と周辺 / 地帯構造
研究概要

各銀行の店舗展開や営業圏の分析を通じて、都市間の経済的連結関係を考察し、階層的・非階層的結合の実態を検討した.以下はその成果である.日本金融名鑑(1991年版)によると,都市銀行.地方銀行第2地方銀行の合計は147行となる.これらの銀行について全職員数とそれに占める3大都市圏職員数比率との関係を求め,さらに営業圏を考慮すると,全国型,大都市圏型,大都市圏周辺型,広域型,県域型の5つのタイプに分類される.このうち,地方の県庁所在都市や広域中心都市に本店をもつ広域型についてみると,広域中心都市との結び付きが強いが,大都市圏を飛び越えて,九州の銀行が仙台に支店を持つことはなく,プレッド・モデルにおける大都市間の水平的連結関係は,わが国の銀行を指標とした考察では妥当しない.中央の大都市から離れるにつれて,広域中心都市や県庁所在都市など相互間の関係はより緊密なものとなる.またわが国への外国銀行の進出では,東京への支店設置が圧倒的に多く,東京の門戸機能は強化されており,わが国都市システム全体として開放性を強めているようには見えない.
また,大都市周辺型の場合には,1980年以降自県内出店率が増加しているが.1970年代には近くの大都市圏への出店が多かった.したがって,この時期に大都市との連結関係が強化されたものと考えられる.それはまた.大都市圏・非都市圏という構造から3地帯構造に変化したことを示唆する.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森川 洋: "銀行支店網の分析に基づくわが国都市システムの構造" 人文地理. 46-2(印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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