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情報処理モデルによる東京の認知地図形成過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680133
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関東京都立大学

研究代表者

杉浦 芳夫  東京都立大学, 理学部, 教授 (00117714)

研究分担者 若林 芳樹  東京都立大学, 理学部, 助教授 (70191723)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード認知地図 / 行動地理学 / 情報処理モデル / 認知科学 / 多次元尺度構成法 / 2次元回帰分析 / 標準偏差楕円
研究概要

当初は、比較的規則的な街区割をもつ東京下町の墨田区本所と多摩ニュータウン内の多摩センターを対象地域に予定していたが、ランドマーク訪問実験直後の被験者に対するアンケート実施場所(東京都立大学)との関係で、本所を世田谷区成城に変更した。
多摩センターでは1993年11月に毎日曜3回、成城では同12月に毎日曜3回、それぞれ地図をもって移動する被験者14人と、地図をもたないで移動する被験者14人を使い、1時間で指定した七つのランドマークを訪問させた。毎回、訪問実験終了後に、ランドマークの位置と道順を示す手描地図の作成と、ランドマーク間の距離評価を、1時間強の時間を使って行なわせた。また、最後の調査の際には、対象地域の景観写真をみせ、地点確認の作業も行なった。
信頼するデータが比較的多くえられた多摩センターの分については、多次元尺度構成法(MDS)による分析を終えた。詳しい考察は今後行なうが、被験者の地図携帯の有無と、手描地図と評価距離というデータの違いにより、復元された4種類の認知地図には違いのあることがわかった。特に、地図を携帯しない被験者の評価距離データから復元された認知地図は主要街路の影響を強く受けており、認知地点と現実の地点との間の位置の違いは、認知心理学の概念である回転ヒューリステイックによって説明しうると思われる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yoshiki Wakabayashi: "Spatial analysis of cognitive maps." Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University. 29. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 若林芳樹・伊藤悟: "認知地図の歪みの成分に関する一考察。" 地学雑誌. 103. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 若林芳樹: "認知地図形成過程研究の視点と方法。" 理論地理学ノート. 9. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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