研究課題/領域番号 |
05680159
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 国際武道大学 |
研究代表者 |
小林 学 国際武道大学, 体育学部, 教授 (30114078)
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研究分担者 |
土田 理 , 助手 (10217325)
品田 穰 筑波技術短期大学(障害児教育), 教授 (80206101)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 中学校気象 / 酸性雨 / 雨量と酸性度 / 風向と酸性度 |
研究概要 |
中学校の気象教材の一環として、中学校の生徒にどの程度の測定が可能であるかまた、使用基材はどの程度のものが適当か、また測定の決かはどのように表すのが適当か、測定後の生徒の感想はどのようであろうかということを研究した。研究を依頼したのは、次の5校である。 東京都筑波大学附属中学校、茨城県水戸笠原中学校、千葉県勝浦中学校、新潟県木戸中学校、秋田県醍醐中学校 以上の学校にはpH計2種類、初期用量採取基2、NO_X測定用パック2セット、その他スポイト、ポリビン等を届けた。また記録用紙、整理用紙、生徒及び教師の感想用紙等も届けた。 測定期間は平成5年6月〜平成6年1月末として各学校から報告をいただいた。各地区の気象台の降雨月の6〜8割程度が測定された。10割でないのは、降水量が少なすぎたり、また測定を忘れたりしたためであるが中学生では、この位が限度と思われる。pH値は初期のものが低く、降雨量が多くなると中世に近くなる。 秋田、新潟ではpH4程度の酸性雨が見られるが、風向との関連は、必ずしも明確ではなかった。なお、秋田の酸性雨の主たる原因はSO_3であるがこれは専門家に依頼したものである。 筑波大学附属中は文京区にあり付近に大きな道路がなく高台であるためかすべて中性であった。 生徒の感想をみると長期の観測は想像以上に大変であること、酸性雨という問題がごく身近なものとして実感されるというものが多く、教材として価値のあることが裏付けられたといえよう。 ただ、pH計は1〜2万円程度のものは、測定値にややバラツキのあることが分かり今後改善の必要かあるといえよう。
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