• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

「無業者」問題への特殊教育学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 05680193
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関宮城教育大学

研究代表者

清水 貞夫  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20006464)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード無業者 / 特殊教育 / 中等教育 / 障害児 / 特殊学級 / 就学措置 / 比較研究 / 中学校 / 就学措是 / 就学指導
研究概要

(1)各都道府県における特殊教育の整備状況と「無業者」問題との関連については、学校基本調査記載のデータ分析をすることで明らかにした。しかし、「無業者」問題は、必ずしも特殊教育の整備状況という単一要因に規定されないことも明らかになった。むしろ、「無業者」問題は、通常学級卒業生では、高校などの進学先定員が、75条学級卒業生では、高等養護学校や養護学校高等部の定員に多く関連している。
(2)各都道府県の特殊教育の整備状況を把握するために都道府県の特殊学級設置基準を調査した。しかし、1名でも対象者が存在すれば特殊学級が開設できるようになっている地方自治体が、特殊教育への就学で充実しているということではなかった。
(3)「無業者」問題と後期中等教育機関の整備状況との関連については、宮城県をケースとして取り上げて分析をおこなった。この両者間には、かなり強い関連があることから、中学校卒業時に「無業者」をださないためには、後期中等教育を希望するすべての者に開放することが重要な施策の一つであることが明らかになった。
(4)通常学級で学ぶ障害児の実態と就学指導の問題については、東京都下多摩地区校長会の調査結果をもとにして分析した。通常学級への障害児の就学は、経年的に分析するかぎり、必ずしも増加しているわけではないことが判明した。
(5)比較教育学的研究として、合衆国のニューヨーク州およびマサチュセッツ州の特殊学級整備法制と日本のそれを比較し、日本の特殊学級整備法制の改善点をあきらにすることができた。また、病気療養中のまま中学校卒業することで「無業者」になる生徒が存在することから、合衆国におけるMFC(医学的に脆弱な子ども)の教育保障が如何になされているかを比較教育学的にとりあげ纏めた。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 清水 貞夫: "軽度精神遅滞概念の学校教育学的妥当性について" 障害者問題研究. 22(1). 4-16 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 清水 貞夫: "軽度障害児への教育的対応をめぐるRS1論争" 宮城教育大学紀要. 28. 113-132 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 清水 貞夫: "カテゴリーなしの特殊教育" 宮城教育大学紀要. 29(印刷中). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shimizu, S.: "Does the concept of 'mild retardation' have avalidity or utility?" Japanese Journal of St Studies on Disability and Handicap. 22(1). 4-16 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shimizu, S.: "REI debate concerning the mild handicapped students." Miyagi University of Education Research Report. 28. 113-132 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shimizu, S.: "Non-categorical Special Education" Miyagi University of Education Research Report. 29 (to be published). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 清水貞夫: "軽度精神遅滞概念の学校教育学的妥当性について" 障害者問題研究. 22(1). 4-16 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 清水貞夫: "軽度障害児への教育的対応をめぐるREI論争" 宮城教育大学紀要. 28. 113-132 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 清水貞夫: "カテゴリーなしの特殊教育" 宮城教育大学紀要. 29(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 清水貞夫: "就学指導を如何に改革するか" 日本教育学会第52回大会発表要旨集録. 93 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 清水貞夫: "通常学級在籍障害児と就学問題の経年的変化" 日本特殊教育学会第31回大会発表論文集. 730-731 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi