研究課題/領域番号 |
05680194
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
岡田 毅 山形大学, 教養部, 助教授 (30185441)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | データベース / パーソナルコンピュータ / 英語読解力 / コンピュータ英語学 / 機械可読型辞書 / 確率・統計処理 / コンピュータプログラム / 文部省学習指導要領 / 英語データベース / 自然言語構文解析 / コーパス処理 / 文字認識 / ジャンル別の英語表現 / 英語動詞分布 |
研究概要 |
2年間の研究期間を通して、本研究の2つの大きな目標が、以下のような形で達成された。 1.分析対象となる英語データベースの構築に関して: (1)イメージスキャナを利用した高速で正確な文字読み取りシステムが完成した。これは、市販ソフトウェアを中心に据えるものの、その短所を補うための様々な支援プログラム独自に開発することによってはじめて達成された。別の手法で予め取り込んだ画像データに対して、文字認識処理を施し、その出力に対して、独自の機械辞書を参照しながらの、不正文字の検出、融合単語の分離等の処理が、柔軟なインターフェイスのもとに実現されている。(2)コンピュータネットワークからのデータ英文取得作業を円滑に行えるようになったため、多種多様な分野に属する基幹英文データが多量に蓄積されるようになった。(3)「1レコード・1センテンス」形式のデータベースへの整形処理用の、複雑なアルゴリズムに基づくプログラムも安定した状態に達したことから、個々の研究者が自らのニーズにかなったデータベースを構築するために必要な一連の手法を確立した。 2.データベースに対する分析について: (1)各々のデータベース中の単語レベルの分析に加えて、中学校英語教科書中の動詞の用いられ方に対しても、実際の英文コーパスにおける動詞の分布との比較・検討が行えた。(2)機械辞書に準拠した、多くのモジュールから構成される自動品詞標識(タグ)付与プログラムが完成した。(3)確率・統計的な手法による複数の候補タグの選別処理が実現し、これと並行して行われる、英文法規則準拠のタグ選別処理との間での相補的な機能向上が今後、展開されようとしている。
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