研究課題/領域番号 |
05680233
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
早田 武四郎 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (00171372)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
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キーワード | リスニング・プロジェクト / リーディング・アラウド・プロジェクト / ウォークマンによる聴解練習 / 等質性検定(4月テスト) / 有意性検定(7月,12月テスト) / 下位テスト4〜6 / リーデイング・アラウド・プロジェクト / 総合英語テスト3回 / 下位テスト4、6 / 下位テスト4,6 |
研究概要 |
平成5年度前期、通年、平成6年度前期、通年に分け、‘ウォークマン'等で、僅かの時間を利用し、1300の語彙で易しくリトールドされた朗読教材(ロビンソン・クルソー物語)を多量に(50時間以上聴取)リスニング練習を積んだ実験群と統制群1(49時間以下聴取群)、統制群2(聴取プロジェクトのみ参加し、他の課題および朗読プロジェクトに不参加群)、統制群3(聴取-、朗読プロジェクトおよび他のすべての課題を課されなかった群)の成績を比較した。併せて、同教材を多量に(52頁以上:1頁平均320語)朗読した実験群と統制群1(47頁以下朗読群)、統制群2(聴取プロジェクトのみ参加し、他の課題および朗読プロジェクトに不参加群)、統制群3(聴取-、朗読プロジェクトおよび他のすべての課題を課されなかった群)の成績を比較した。その結果、‘ウォークマン'等による多量のリスニングの練習、および、同教材を多量に朗読することも効果のあることが分かった。前者は総括表の4つの場合で、後者は同じく、5つの場合で有意となったためである。なお、94年度通年の第3回検定では有意となっているが、等質性検定で有意となり、有意性検定での有意が帳消しになるために、結果を採用しなかった。なお、4月共通テスト(等質性検定)速読、リスニング、基礎学力、クローズの4つの下位テスト7月、12月共通テスト(有意性検定)は速読、リスニング、基礎学力、ク-ロズ、テープ・ディクテーション、読解の6つの下位テストで構成されていた。信頼性係数はキューダ-・リチャードソン公式21で算出し、妥当な数値であった。 テープ・スクリプトを選び、学生に使用させる際、和訳文を予め作成して、配布し、速やかに、通読させ、スクリプト全体の意味を理解させることも有効と思われる。最後に、集計の際、学生が虚偽の申告をしないよう手だてを講じ、且つ、申告のカウントの際、明らかにに、虚偽とわかるものは省くことが必要である。
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