研究課題/領域番号 |
05680245
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
|
研究機関 | 国際大学 |
研究代表者 |
吉岡 薫 国際大学, 国際関係学研究科, 講師 (00230681)
|
研究分担者 |
池田 裕 電気通信大学, 留学生教育研究センター, 助教授 (60184438)
木村 静子 国際大学, 国際関係学研究科, 講師 (70234359)
田丸 淑子 国際大学, 国際関係学研究科, 助教授 (40179891)
|
研究期間 (年度) |
1993 – 1994
|
研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 第二言語習得(日本語) / 縦断的観察 / 発信 / CLAN(CHILDES) / 中間言語 / 発話 / CHILDES / 発達段階 |
研究概要 |
昨年度の本研究の研究結果をふまえ、外国語として日本語を学ぶ学習者の発話を分析する際に問題となる分析単位について、我々の提案を第二言語研究会・中間言語研究会の合同研究発表会にて発表(94年5月29日、於:早稲田大学)。発話の分析には、本研究を含めて先行研究が多い英語の単位を応用する場合があるが、単語の定義などで日本語独特の問題も多い。そこで日本語の分析をした先行研究結果を参考にして、本研究での単位設定などを中心に発表した。 またデータの処理に使用するCHILDES(The Child Language Data Exchange System)というプログラム中のCLANと呼ばれる談話分析用のコンピュータ・ソフトに関して、それに合わせた本研究の分析単位の確認とデータのフォーマット調整などを行なった。CLANを使用する研究者の研究会、1994JCHATミーティングにも参加(94年8月8-11日、於:愛知淑徳短期大学)、元来英語のデータ解析用であるCLANを日本語で使用する際の問題点などを検討。CLANには様々な機能があり、複雑なデータ処理も可能で数量的な分析には期待されるところが大きい。そこで日本語のデータをCLANで分析した先行研究のあるハワイ大学のMark Sawyer氏も交え、また本研究の研究者間でも該当するデータを使用してテスト・ランを続けた。CLANとその日本語分析の可能性については、今も各地で研究が続けられており、95年6月30日-7月2日にもワークショップが開かれる予定で、本研究の研究者も参加予定である。 報告書等、印刷物に関しては各研究者で資料収集並びに論文を進める一方、資料集を出版することを確認し、談話分析用のデータの公開について検討を重ねた。その後出版のためのデータのフォーマット変更などを行なった。
|