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確率分割モデルとその応用

研究課題

研究課題/領域番号 05680255
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 統計科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

渋谷 政昭  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20146723)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードクラスタリング過程 / Ewens分布 / Donnelly‐Tavari‐Griffiths分布 / GEM分布 / coalescent
研究概要

有限集合の確率的分割としてクラスタリング過程が自然であり、諸種の現象に登場することを確かめできた。集合の要素を無視すると、これは自然数nの確率的な分割となり、順序を考慮するとDTG分布(Donnelly‐Tavari‐Griffiths)、順序を無視するとEwens分布となる。
(1)Ewens分布でjの数をS_jとする(SIGMA〓〓jS_j=n)。(S_1…,S_m)はn→∞のとき、平均(alpha/1,alpha/2,…,alpha/m)の独立なポアンツ分部に確率収束するAnm Jast Stat Math.
nの分割をnで割った比率を考え、n→∞とすると(0,1)の可算無限個の〓間への確率分割が得られる。あるいは無限次元単体DELTA={(X_n)〓〓,X_n≧0 ZX_n=1}上の確率ベクトルが得られる。DTG分布の比率の極限はGEM分布(Griffiths‐Engen‐McClorky)と呼ばれている。
(2)GTM分布からの標本の分布はDTG分布またはEwens分布である。逆に標本分布がこれらの分布となるのはGEM分布に限る。証明はクラスタリング過程の特性より得られる。
(3)集合の確率分割、DTG分布、Ewens分布を、できるだけ少い件で特徴づける試みを行い今までの結果を改善した。それより、これらの分布は頑健である。つまり、クラスタリング過程より広いモデルより導く可能性がある。
(4)クラスタリング過程の一時点でいくつかの〓をランダムに選び、過程を逆時間向きにたどると、系統樹を逆向きに構成する確率過程、the coalescent,が得られるcoalescentの確率的構造も、クラスタリングの議論から組合せ論的に明確化できるという予想で研究中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.SIBUYA: "RANDOM PARTITION OF A FINITE SET BY CYCLES OF PERMUTATIONS" JAPAN JOUR INDUSTRIAL AND APPLIED MATH.10. 69-94 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.SIBUYA: "A RANDOM CLUSTERING PROCESS" ANNALES OF THE INST.STATIST.MATH.45. 459-465 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大和元,渋谷政昭: "無限のカテゴリーの比率の分布,GEM分布,とその標本" 日本統計学会講演報告集. 61. 223-224 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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