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キー配列の一般干渉理論とその検証

研究課題

研究課題/領域番号 05680289
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関東京工業大学

研究代表者

木村 泉  東京工業大学, 理学部, 教授 (50015525)

研究分担者 大野 浩之  東京工業大学, 理学部, 助手 (90213818)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードキーボードの習得 / キーボードの干渉 / 増田法 / ドボラック配列 / 快速ローマ字配列 / QWERTY配列 / 日本文入力
研究概要

1.(実験の概要)日常的にQWERTYローマ字打ちを行っている非職業的熟練打鍵者3名をアルバイト雇用し、これらの被験者93A、93B、および93に、(1)93Aにはドボラック配列英文入力、(2)93Bにはドボラック配列日本文入力、(3)93Cには快速ローマ字配列(日本電気)日本文入力を練習してもらった。練習は増田の方法により70時間にわたって行い、10時間ごとに担当の新配列およびQWERTYによる「実力テスト」を実施した。なおその後さらに10時間にわたって、QWERTYによる実作業(回復セッション)を実施した。
2.(実験の資料等)入力用エディタとしては「新松」を用い、森川らの打鍵データ収集ソフトウェアによって打鍵記録を採取し、「実力テスト」においてはビデオ記録を採取した。
3.(結果の解析)打鍵誤りの発生状況を詳細に分析した。(1)隣を叩くという誤りはほぼ一定の、高い水準で発生し、(2)新配列をQWERTYと取り違える誤りは最初高く、のち急速に減少し、(3)QWERTYを新配列と取り違える誤りは増加した。隣であって(1)、かつ配列を取り違えた(2、3)という誤りは、長期にわたって残存し大きな被害を与えることが知られている。この種の誤りはドボラックではほとんど発生せず、快速ローマ字では多発するのではないかと予測したが、結果は逆であった。検討の結果、隣という中には上下に隣り合っている場合も含めなければならないこと、および頻度の少ないキーは除外して考えてよいことがわかった。
4.(認知モデルとの関係)結論は、認知モデルに照して直感的に理解できるものであった。
5.(意義)キーボード配列の設計に関し、これまで気づかれていなかった問題点が明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木村泉、大野健彦、松井龍也: "快速ローマ字配列およびドボラック配列とQWERTY配列の相互干渉" 情報処理学会研究報告. 94:23. 47-54 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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