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ディジタルX線画像からの乳癌病巣自動認識アルゴリズムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680295
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

山本 眞司  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (80230556)

研究分担者 江 浩  豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (00242917)
鳥脇 純一郎  名古屋大学, 工学部, 教授 (30023138)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード乳癌 / 画像処理 / パタン認識 / 診断支援 / X線画像
研究概要

1.Quoitフィルタによる乳癌候補領域の自動抽出実験
上記に関し,腫瘤陰影(癌病巣)を有するディジタルX線画像12症例,正常画像10例を用いて自動抽出実験を行った.その結果,癌症例に対して,正判定12^例/12^例,誤判定0^例/12^例の結果を,また正常例に対して正判定4^例/10^例,誤判定6^例/10^例の結果を得た.したがって,癌候補領域の抽出という観点からは良好な結果が得られたが,正常例の中からの誤抽出がまだ多い.そこで引き続き下記第2項の研究を行った.
2.抽出候補領域に対する癌,非癌の精度向上
癌,非癌を区別する有力な医学的所見として,放射状に走るスピキュラー陰影がある.今回,このスピキュラー陰影を自動抽出,定量表現する手法を開発した.手法的には,モルフォロジカルフィルタを用いた放射陰影強調処理,距離変換・細線化,などを用いた.癌病巣7例,正常例14例に適用した結果,癌病巣の全例と正常例中の一例のみを異常と判定し,他はすべて正常と判定した.
3.石灰化像の自動抽出アルゴルズム
早期癌を発見するためのもう一つの指標である,石灰化像の自動抽出アルゴリズムを新たに開発した.モルフォロジカルフィルタを用いて石灰化を含むパルス状陰影のみを自動抽出し,その後医学的知識を導入して石灰化陰影のみを残す方式とした.その結果,石灰化像に対し,正判定14^例/14^例,誤判定0^例/14^例の結果を得た.また正常例に対し,正判定8^例/11^例,誤判定3^例/11^例を得た.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 磯部義明: "孤立性陰影抽出用Quoitフィルタの性質とその乳癌X線陰影抽出への応用" 電子情報通信学会論文誌. J76-DII. 279-287 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大久保なつみ: "乳房ディジタルX線像における微小石灰化像の自動抽出" 情報処理学会全国大会予稿集. 47. 2-159-160 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Tiu Wilson: "孤立性陰影抽出用N-Quoitフィルタの性質" 情報処理学会全国大会予稿集. 47. 2-161-162 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山本眞司: "乳房ディジタルX線像における微小石灰化像の自動検出" コンピュータ支援画像診断学会講演論文集. 3. 17 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 上田佳明: "ニューラルネットワークによる乳房CR像からの石灰化抽出" 電子情報通信学会大会予稿集. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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