研究課題/領域番号 |
05680297
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
長谷川 利春 (長谷川 利治) 京都大学, 工学部, 教授 (40025911)
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研究分担者 |
河野 浩之 京都大学, 工学部, 助手 (70224813)
滝根 哲哉 大阪大学, 工学部, 助教授 (00216821)
高橋 豊 京都大学, 工学部, 助教授 (00135526)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 情報システム / 通信ネットワーク / 知識獲得 / データベース / 性能評価 / 分散システム / 待行列理論 / 知識ベースシステム |
研究概要 |
本申請者らのグループはこれまでに、情報ネットワークの知的管理を行なうための研究の基礎として、次のような研究を行なって来た。 通信ネットワークの状態を知識獲得の手法を用いて分析し、そのネットワークの最適構成を決定するために数学モデルの構築を行なった。この数学モデルを待ち行列理論などの確率的な枠組みにおいて解析することによって、そのシステムの特性が明らかになった。また、数学モデルの解析的評価を容易にするために、知識ベース構築の手法をもとに、解析とシミュレーションを協調して行なう性能評価支援システムの構築を行なった。特に、解析的な知識を援用しながら、的確なシミュレーションを実行するための手法の実装も行なった。このことによって、精度の高いシミュレーション結果を得ることが可能となった。 さらに、通信ネットワークをはじめとする情報ネットワークにおいては、そのシステムの状態をデータベースに記録することが多くなってきている。これらのデータは、解析されることなく消去されることも多い。そこで、本研究では、データベースに格納されたデータを解析し、そのデータにおける特性を知識として導出する手法の研究を進めた。特に、アクティブデータベースと呼ばれる能動的なデータベースを用いて、情報ネットワークを構築する手法の提案を行なった。 以上、情報ネットワークを構築し管理するために必須となる、(1)情報システムの数学モデル化。(2)数学モデルの解析手法の提案。(3)数学モデルの解析・シミュレーションの実行。(4)情報システムの特性の把握。(5)情報システムの能動的な管理手法の提案。これらの研究の総合的な進展が得られた。
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