研究課題/領域番号 |
05680329
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
大野 勝久 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50026118)
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研究分担者 |
中出 康一 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (50207825)
熊谷 智徳 放送大学, 教養学部, 教授 (30024178)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ジャストインタイム生産方式 / 外注かんばん / 生産指示かんばん / 最適かんばん枚数 / かんばん方式の最適性 / 安定条件 |
研究概要 |
ジャストインタイム生産経営方式は、必要なものを、必要なときに、必要なだけ生産する方式として、極めて原価低減に優れたものであることが、広範な実践を通して示されていいる。日本が生んだこの優れた生産方式は、工業市場変化が世界的に進む状況の下で、海外においても実践と研究が盛んに進められている。しかし、その普遍的、国際的な理論体系化は進んでおらず、さらに環境破壊が悪化の一途をたどる現在、地域社会環境に柔軟に適応し、その変化に適切に追従することがせまられている。 本研究は、前年度までの成果に基づき、確率的に変動する製品需要に対して、社外の協力工場を前工程とし、外注かんばんと生産指示かんばんを用いるジャストインタイム生産システムを考える。まず、製品の繰り越し需要量に対する待ち行列理論を用いた解析により、このシステムが安定となるためのかんばん枚数に対する必要十分条件を導いている。ついで、この安定条件のもとで、在庫・生産関連費用、社会的費用等を含む総費用を最小化する外注・生産指示かんばん枚数を決定するアルゴリズムを開発している。従来は、安全在庫量を所与のものとしてかんばん枚数が定められていた。したがって、開発したアルゴリズムは、総費用を最小化する、安全在庫量の合理的決定を与えるものと考えることもできる。さらに、同じ生産システムをかんばんによらず、より一般的な発注・生産政策のなかで最適な発注・生産政策をマルコフ決定過程を用いて計算し、最適なかんばん枚数のもとでのジャストインタイム生産方式と比較し、かんばん枚数の最適性を検討している。
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