研究課題/領域番号 |
05680334
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
平木 秀作 広島大学, 経済学部, 教授 (10034373)
|
研究期間 (年度) |
1993
|
研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 相互補完生産システム / JITシステム / 発注方式 / 在庫管理 / 物流管理 / 数理計画法 / シミュレーション |
研究概要 |
本研究は、近年、現地生産化が著しい自動車製造業を対象に、(1)国際協力により製品を市場に供給する相互補完生産システムの実情と課題を明らかにし、(2)相互補完生産システムを成功させるための経営工学的アプローチを進めることを目的としたものであり、特に、多国間の部品物流を数式モデルに定式化して市場の要求に迅速に対処する部品調達方式を構築し、その有効性を明らかにすることに重点をおいて研究を進めた。 主要な研究成果は、以下のとおりである。 1.自動車製造業の相互補完生産システムの実情を文献及び聞き取り調査することにより、現状及び問題点を把握した。 2.自動車製造業における部品調達方式を調査して生産・在庫・物流に関する数式モデルを構築して、部品の共通化の効果の解析、デポシステムの解析、構成品中心の発注方式の解析を行った。 3.相互補完生産システムの特徴を明確にするために、その情報及び物の流れをもとに、経営工学的観点から、販売・生産・在庫・物流に関する数式モデルを数理計画モデル及び動特性解析モデルに定式化した。 4.数理計画モデルを用いて、相互補完生産システムの効果的な構成品の相互補完(生産・在庫・輸送)スケジュールの作成方法を示した。 5.動特性解析モデルを用いて相互補完生産システムの理論解析を行うとともにコンピュータシミュレーションシステムを開発して数値実験を行い、生産・在庫・物流システムとしての相互補完生産システムの諸特性を解明した。 6.以上の研究成果を、別紙のとおり、学会誌及び国際会議で報告した。
|