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フェイルセーフ特性改善のための最適冗長設計法

研究課題

研究課題/領域番号 05680339
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関富山県立大学

研究代表者

中島 恭一  富山県立大学, 工学部, 教授 (70047611)

研究分担者 松永 均  富山県立大学, 総合研究所, 助手 (70123221)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード安全設計 / フェイルセーフ / 危険側出力誤り / 冗長化 / 多値出力システム / k-out-of-n冗長 / 直並列冗長
研究概要

各種制御系を要求に応じて複数個の可能な出力のいずれか一つを発する多値入出力システムとしてモデル化し,その危険側出力誤り率を最小にするシステムを構成するための一つの手段として多重化,冗長化を利用する場合の最適な方式について,次の研究を実施し,次の成果を得た.
1.確率論的安全評価手法を使って,多重故障(共通原因故障,伝搬故障を含む)の影響も考慮して制御系の危険側誤り率を計算する評価ツールを作成した.重要度の概念を使って,危険側誤りの発生に最も寄与する素子の同定など安全性改善のために必要な知見を得るための評価部分については作成中である.この評価ツールの作成には,研究室の現有設備であるワークステーション(SONY NWS-3870)を使ったが,計算には本補助金で増設したメインメモリーを使用した.
2.多値入出力システムについて,危険側出力誤りと安全側出力誤りを含む出力誤り率が一定値以下であるという条件の下で,危険側出力誤り率を最小にする冗長方式はk-out-of-n冗長方式叉は2つのk-out-of-n冗長方式の混合方式であることを理論的に明らかにした.この最適なk-out-of-冗長方式を実現するvoter回路がかなり複雑になるため,この回路の故障により出力誤りを生じる確率も無視できない.そこで,より簡単な回路で実現できる直並列冗長を採用する場合の最適冗長方式を求めるアルゴリズムを与えた.更に,1で作成した評価ツールによる計算で得た危険側出力誤り率と出力誤り率を使って,最適な直並列冗長方式を求める計算プログラムを作成した.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.MAKASHIMA H.MATZNAGA: "Optimal Redundancy of System for Minmizing the Probability of Dangerous Errors" IEICE Transactions on Fundamentala of Electronics,Communications and Computer Sciences. E77-A. 228-236 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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