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生駒断層CDP法探査とその結果に基づく二次的表面波の生成と断層活動の予測の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680378
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関大阪工業大学

研究代表者

堀家 正則  大阪工業大学, 工学部, 助教授 (80221571)

研究分担者 藤田 崇  大阪工業大学, 工学部, 教授 (60079598)
鳥海 勲  大阪工業大学, 工学部, 教授 (90020156)
竹内 吉弘  大阪工業大学, 工学部, 教授 (20020183)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード生駒断層 / CDP探査 / 二次的表面波 / 活断層 / 不規則構
研究概要

平成5年度は、大阪府東大阪市善根寺地区の道路を使用して,生駒山地端部から大阪平野に向けて約1.2kmの測線上で反射法CDP探査を実施した。データは10m毎に起震し,10m間隔の地震計48chで取得した。得られたデータを通常の反射法探査の処理をした結果,深度1kmまでの反射断面が明らかになった。主な結果は以下の通りである。まず,大阪平野の堆積層は生駒山地から数百mの所まで水平に堆積していることがわかった。また,生駒山地近傍では反射断面に衝上断層の特徴である堆積層が引き上げられたような地層構造が現れた。このことは,生駒山地の大阪側の面は垂直に近い逆断層をしている可能性が高いことを示している。
今回の探査では,堆積層の厚さがわからなかった。そこで,反射法探査で得られた結果を考慮して,周辺の重力探査結果のシミュレーションを行った。その結果,大阪平野の堆積層は生駒山地近傍で最も厚く約1.7km程度にすると最もよく重力異常を説明することがわかった。以上の探査結果をまとめると、生駒山地は衝上断層であり,そこから大阪平野の堆積層は大阪湾に向かってゆっくり薄くなっていくとの結果が得られた。現在,今回の結果と従来の探査結果をあわせて,大阪平野の地下構造モデルを作成している。このモデルを使って,堆積層表面波の生成過程を明らかにする予定である

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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