研究課題/領域番号 |
05680472
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境影響評価(含放射線生物学)
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研究機関 | 国立公衆衛生院 |
研究代表者 |
荒川 はつ子 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 主任研究官 (90222736)
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研究分担者 |
熊江 隆 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 室長 (40145363)
内山 巌雄 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 部長 (20151897)
神馬 征峰 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 研究員 (70196674)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 二酸化窒素 / BNラット / 胎児期 / 離乳 / 気道反応性 / 気管支肺胞洗浄 / NO_2 / 若令ラット / 肺胞マクロファージ活性 |
研究概要 |
近年、気管支喘息や花粉症等のアレルギー性疾患は増加の一途をたどっている。その一因として、環境汚染の関与、特にディーゼル排出粒子が注目されているが、二酸化窒素(NO_2)がアレルギー反応を増強する因子としての観点に立って行われた研究は少ない。 そこで我々は、アレルギー性疾患モデルとして有用と思われるBrown-Norwayラットを用いて、大気汚染物質が生体に与える影響を気道反応性を指標として検討した。 本研究においては、最近の小児喘息あるいはアトピー性疾患の著しい増加に注目し、患者らは母親の胎内にいる時から又は乳幼児期から環境汚染(大気汚染物質)にさらされていたと想定して実験を計画した。 まず、大気汚染物質としてNO_2を妊娠中のラットに暴露し、産まれた子供を同じくNO_2暴露下(汚染された空気環境下)で成長させた。暴露群と非暴露群の気道反応性および免疫能を測定し、胎児期からあるいは乳幼児期から大気汚染物質に暴露された時の影響の変化について検討した。 その結果、離乳後からNO_2暴露した群に胎児期より暴露した群よりもNO_2暴露の影響がより強くあらわれていた。
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