研究課題/領域番号 |
05680490
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境保全
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
脇本 忠明 愛媛大学, 農学部, 教授 (30036321)
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研究分担者 |
松田 宗明 愛媛大学, 農学部, 助手 (00108408)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | DIOXINS / PCDDs / PCDFs / Organo Chlorine Compounds / Organo chlorine Pesticides / Krea environment / Birds / Marine pollution |
研究概要 |
本研究では、人類活動の影響が周辺環境、とくに自然生態系・野生生物にどのような影響を与えるかを明らかにするために、韓国洛東江河口の生態系を調査地域に選んだ。 本年度は、留鳥(洛東江河口に定住している鳥類)を中心に捕獲し、現在の韓国洛東江河口の汚染の現状を把握しようとした。 【試 料】 ウミネコ(Larus crassirostris)は、1992年12月10日から8月22日の間、オス19羽、メス7羽、計26羽を捕獲した。セグロカモメ(Larus argentatus)は、1992年12月10日から4月24日の間、オス5羽、メス2羽、計7羽を捕獲した。また、ユリカモメ(Larus ridibundus)は、1992年12月10日から3月25日の間、オス3羽、メス1羽、計4羽を捕獲した。カモメ(Larus canus)は、1992年12月10日から3月25日の間、オス2羽、メス0羽、計2羽を捕獲した。分析に供した部位は、胸筋、肝臓、体脂肪の3か所を採取した。 【結 果】 現在分析作業の進展は、15羽分が終り、これら留鳥(洛東江河口に定住している鳥類)の分析結果を中心、6月の環境化学討論会で発表する予定である。 今回の調査で得られた知見は、ダイオキシン類の濃度がかなり高いのが特徴である。我が国の環境中のダイオキシン類とは異なる組成を示し、新しい汚染の機構がうかがえる。 他の有機塩素化合物では、HCHs、DDTs、PCBsについて分析している。いずれも我が国の汚染程度に匹敵しており、環境汚染が進行していることを予測させる。
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